着いて、経緯を説明すると店員さんに
何を変えたくて来たのかと言われた。
あなたは何を変えに来たのか…って言われると何もいえなくなっちゃうんだけど、
私は一回大きな間違いをした。
昔、私には病弱だった元彼がいた。
すぐしんどくなって倒れてしまう彼とはどこにも行けなかった。
会うのは病院で
それでも私は彼を愛していたから。
ずっとそばにいると決めて毎日病院へ通った。
それ以外何もできなかった。
付き合い始めて一年、私は彼から別れを告げられた。
私は泣きながらもただ受け入れていた。
その年彼が死んだのはだいぶ後になってからだった。
彼は私にこれ以上迷惑をかけたくなかったそうだ。
でも、それは私にとっては悲しかった。
1番辛い時に私がそばにいられなかった事を悔やんだ。
花屋の店員であり、願いの叶う花を出す役割を担っている香織さんがいった。
過程…変えられるのなら…
花を持った途端…周りは霧がかかったような見えなくなった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。