第45話

烏野とのお別れ
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2022/08/31 12:00
直井「あなた、荷物もうないか?」


あなた「あ、うん……大丈夫、。」








一旦実家に帰り、置いていた荷物を持ってまた烏野へ戻ってきた。





東京に戻る。





日常がまた始まる。






だけど、今までとはやっぱり違っていて、それは……。









直井「ありがとな。なんだかんだ最後まで。」


あなた「……うん。」











ゴールデンウィーク最終日。




今日でマネージャーの仕事も終わり。





まぁ所謂アルバイトだったので、また東京に戻ってから学兄に貰ったお給料であの本を買いに行く予定だ。









このマネージャー期間で、私は大きく一歩踏み出せた気がする。






だからこそ、叶うならまた、何か部活に入って________、













田中「友よ!!!」


山本「また会おう!!!!」


孤爪「何あれ。」


黒尾「知らん。あんま見んな。」












なんか友情芽生えてる……?




東京と宮城だし、なかなか会える距離じゃない。






力とも、当分会えないのかな……。










影山「あの、花野井先輩、」


あなた「あ、影山くん……?」











恐る恐る、といった風に声をかけられて、振り向くと思ったより高い背に改めて驚いた。




身長伸びたな……っていっても、中学でそんなに親しかったわけでもないか。









影山「その、烏野に居るとは知ってたんスけど……。"あの人"に、転校のこと言ってなかったんですか?」


あなた「え……だって、もう別に関係ないし、」












"あの人"が誰を指すのかは分かった。



だけど別に、同じ高校でもなければ中学でだって特に親密だったわけでもない。






何故か連絡先は持っているってだけで……転校も引っ越しも、いう必要性を感じられなかった。











影山「前練習試合したんスけど、花野井先輩の事気にしてました。」


あなた「え、どうして……?」


影山「さぁ……?俺は転校したことも知らなかったんで、それ以上は何も、」











私の事なんか気にしなくても、引く手数多のはず。




また"暇つぶし"……?











黒尾「花野井さん、そろそろ行くぞー。」


あなた「っあ、はい……!じゃあ影山くん、また。」


影山「あ、ウス、」









頭を下げ合って、背を向けた。




目つきの悪さが増した気がする。




悪い人ではないんだけど……、




















日向𝓈𝒾𝒹𝑒.°






月島「オーサマが女子と普通に話してるなんて珍しいね?」


影山「あぁ?女子って……及川さん繋がりで何度か顔合わせた事があるだけだ。」


日向「大王様!?」







音駒のマネージャーさんだよな……?




そういえば研磨が、期間限定のマネージャーだって言ってた。






清水先輩はなんか、綺麗で可愛いけど……。






あの人は何て言うか、守ってあげたくなるって言うか……。











月島「あの及川さんと知り合い?追っかけとか?」


影山「いや、ただの追っかけとは特別仲良くしねぇよあの人は。」


山口「ただの追っかけとは……?」


影山「なんか気に入ってたっぽい。よく知らねぇ。」


月島「意外だね。見てる感じ男に興味なさそうなのに。」










たしかに……ビクついてるって言うか、音駒の人たちともそんなに会話してなかったような。









縁下「あなたは、本当はよく喋る面白い子だよ。」


日向「縁下さん……!」


縁下「去年のいざこざで、ちょっとリハビリが必要ってだけ。」









そういえば親そうに話してた。









田中「まぁ……俺らも元々は仲良かった訳だし、な。」


西谷「話しやすいよな、アイツ。」


月島「お2人が話しやすい異性なんて居たんですね。」


田中「心底不思議そうにするな!?」











花野井先輩かぁ……。





また会えたら、俺とも話してくれるかな?

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