第11話

真実
994
2021/05/25 14:24
カリム
カリム
レオナはジャミルが出ていった後俺に毒をまた入れようとしたあいつらに「そいつじゃなく俺に入れろ」って…
ジャミル
ジャミル
あいつらはそれを受け入れたのか?
カリム
カリム
あぁ
ラギー
ラギー
レオナさんを無力化出来れば万々歳って事っスかね
カリム
カリム
それであいつらは残っていた毒をレオナに…
ジャミル
ジャミル
残っていたって、、7割程度残っていただろう?!
カリム
カリム
…あぁ、その後動けなくなったレオナを痛めつけて…
ジャミル
ジャミル
いやでも、俺が戻ってくる間にあの量を全部入れるなんて無理じゃないか?
カリム
カリム
いや、点滴を両腕と首元に入れてたんだ…、多分、、痕が残ってる




ガサガサ




ラギーが服をどかして覗く
ラギー
ラギー
…あり、、ました
ジャック
ジャック
どうしたんですか?
ジャックも覗き込む
ジャック
ジャック
え、これ……
点滴の痕と見られるものは真っ青になっていた
監督生
通常より早いスピードで同時に3箇所に………
カリム
カリム
俺は、、止められなかった…………
ジャミル
ジャミル
お前はあの時意識がほとんどなかった。カリムは、、悪くないさ
監督生
そうだよ!悪いのは……あいつらだ!
ジャック
ジャック
それにしてもレオナさん、目、覚まさないですね…。
ラギー
ラギー
レオナさんも毒への体制はある程度あるはずなんスけど
クルーウェル
クルーウェル
おい!毒がなんだったのかわかったぞ!
ジャミル
ジャミル
クルーウェル先生!
クルーウェル
クルーウェル
蛇の毒、体が動きにくくなる毒、それと、媚薬だな
ラギー
ラギー
そうか、だからレオナさんは
クルーウェル
クルーウェル
なんだ仔犬
ラギー
ラギー
仔犬って、、俺見た目は犬っぽいッスけど、どちらかと言うとジャコウネコ科に近いんスよ…
ラギー
ラギー
って、そうじゃなくって。
ラギー
ラギー
その、見たらわかると思うんスけど耳もシッポもあるでしょう?だからその〜、俺たちにもちょっとあるんスよ
監督生
なにが?
ラギー
ラギー
発情期
監督生
発情期?え、先輩たちに??
ラギー
ラギー
そうッスよ。レオナさん今ちょうどその時期で毒に媚薬が入ってたから余計にやばかったんだと思います
クルーウェル
クルーウェル
なるほど、そういうことか
クルーウェル
クルーウェル
それはこの大型犬もなかなか目を覚まさないわけだ
レオナ
レオナ
誰が大型犬だ
カリム
カリム
レオナ〜〜!!
レオナ
レオナ
カリムが勢いよくレオナに抱きついた
レオナ
レオナ
いてぇな、離れろ
クロウリー
クロウリー
あぁ、良かった!ほんとに良かった!もう私どうしようかと思いましたよ!
レオナ
レオナ
ギャアギャアうるせぇ
ジャミル
ジャミル
キングスカラー先輩、体は大丈夫ですか?
レオナ
レオナ
なんもねぇよ
クルーウェル
クルーウェル
息が荒いぞ
レオナ
レオナ
平気だっつってんだろ
カリム
カリム
レオナ、いつ起きたんだ?
レオナ
レオナ
今だ、ちょうど誰かさんに大型犬って言われた時だ
ラギー
ラギー
(良かったぁ、発情期って言ったのを聞いてたらレオナさんぶち切れそうだもんなぁ。)
ジャック
ジャック
それにしても2人とも凄いですね。毒を盛られたのにすぐに回復するなんて
ジャミル
ジャミル
カリムもキングスカラー先輩も元々毒には耐性があったからな
クロウリー
クロウリー
2人とも、今日はここで寝てください。明日、話を聞きますからね?
カリム
カリム
ああ
レオナ
レオナ
チッ、めんどくせぇ
クロウリー
クロウリー
めんどくさくありません!
クロウリー
クロウリー
では、ゆっくり休んでください

プリ小説オーディオドラマ