第2話

意外なつながり
395
2019/06/12 16:55
入学式を終え、数日がたった。
俺達は2年に進級した。

学校は新年度、初HR。
授業自体は明日からなので、今日は昼までには帰れる予定らしい。

エスクプス
エスクプス
おはよ、今日は2人とも早いじゃん
ジョンハン
ジョンハン
なんかソワソワしちゃって。
朝早く起きちゃったからはやめに来たんだ
ジョシュア
ジョシュア
俺も。
なんでだろうね、学年が上がるって時はなんだかソワソワするよね
なんだか胸騒ぎがする。
悪いほうじゃなくて。

なんか、
なんか近づいてきてるような…
ホシ
ホシ
あーーー!
おはよ、クプスヒョン!
ウジ
ウジ
だから走っていくなホシ!
落ち着けってば
エスクプス
エスクプス
おはよ、ホシ、ウジ
お前達、いつもベッタリなのか?
ホシウジ
ホシウジ
ホシ:なかよしだもん!
ウジ:ほっとけないだけだよ
ジョンハン
ジョンハン
あ、入学式の、ホシとウジ
また会ったね
ジョシュア
ジョシュア
ん?
それより、〝ヒョン〟?
エスクプス
エスクプス
あー、入学式の後たまたま元気なのを見つけてさ。
話してたら仲良くなったんだよ
ジョンハン
ジョンハン
俺もヒョン呼びされたいーーー!
ずるいよクプスばっかり!
ね、ジョシュア
ジョシュア
ジョシュア
そうだね、俺たちのことは
〝ヒョン〟って呼んでくれないの?
クプスにはタメだし…。
ホシ
ホシ
…っあ、
ウジ
ウジ
(なにこいつ、急に黙って…)
なにに緊張したのか、ホシは少しことばを詰まらせた。
ホシ
ホシ
よ、呼びます!呼びたい!
なんて呼べばいいですか?
ジョンハン
ジョンハン
ジョンハンとかハニとかって呼ばれてる。
好きに呼んで?
ジョシュア
ジョシュア
ジョシュアでもシュアでもジスでも
なんでもいいよ
それに、タメでいいよ?
ホシウジ
ホシウジ
ハニヒョンにシュアヒョン…
ホシには本名であるジスと呼んで欲しいと
心のどこかでぼんやりと思っていた。
エスクプス
エスクプス
そういえば、なんで上級生のフロアに来たんだ?
俺たちに何か用があった?
ホシ
ホシ
あ!そうだった!
部活のことで相談したくて!
ホシは中学生からダンスが大好きで、高校生になったらダンス部に入ると決めていたらしい。

しかし、この学校にダンス部はなく、作るしかないのだが…
ホシ
ホシ
新しく部活を作るには、5人以上必要らしくて!!
エスクプス
エスクプス
それで?
ホシ
ホシ
クプスヒョンがいた!と思って…
でもヒョン達3人が入れば5人だね!
ウジ
ウジ
なんで俺が頭数に入れられてるんだ…?
ホシ
ホシ
ウジは作曲も運動も得意じゃん!
俺はウジの曲で踊ってみたいって言ったじゃん!
ジョシュア
ジョシュア
ちょっとまって、俺達も…?
ジョンハン
ジョンハン
俺とジョシュアは帰宅部だけど、
クプスは生徒会だよ?
ホシ
ホシ
え、ヒョンたちダメなの…?
エスクプス
エスクプス
ダメって…
ジョシュア
ジョシュア
わけじゃないけど…
でも、こんな簡単に決めていいものなのか。
ジョンハン
ジョンハン
こんなかわいい弟達がお願いしてるんだよ!
俺は入ってもいいかな。
ね、ホシ♡
ホシ
ホシ
ハニヒョン!!
だいすき!!!
ジョシュア
ジョシュア
なっ、俺達は別に入らないって言ってる訳じゃ…
エスクプス
エスクプス
おれもかけ持ちになるけど…
ウジ
ウジ
(なんか丸め込まれてる…?)
ホシ
ホシ
やった!じゃあ決まりっ!
俺声掛けたい人いっぱいいるから
放課後また来るね!
こんな流れで
ホシと同級生のジュン、ウォヌ、ドギョムが
ダンス部に入ることになり、
次の年の新入生で
ミンギュ、ディエイト、スングァン、バーノン、ディノが加入することになった。








もうこの時には、俺は気づいてしまった。
ホシが好きってことに。

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