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第7話

近づいた距離
378
2019/06/18 14:28
『気持ちを表現しないと』


と、決めたつもりだったけど、何から始めればいいんだろう。

ホシは何が好きで、いつも何をしてるんだろう。

ジョシュア
ジョシュア
とにかく、2人での時間を増やさないと




ネット記事で
『カフェNEWオープン!』

と書いてある。

しかも、俺たちの高校の最寄り駅すぐ近くだ。

ジョシュア
ジョシュア
これだ…


明日は土曜だから
部活は昼までだし、

明日、誘おうか。





ホシ
ホシ
1、2…
ここでターンっ…!
ジョシュア
ジョシュア
おはよ、ホシ
やっぱり1番に来てたね
ホシ
ホシ
おはよ!シュアヒョン!
今日は早いね!
ジョシュア
ジョシュア
そうだね
お前と話したいことがあって
ホシ
ホシ
えっ…?
ジョシュア
ジョシュア
今日の部活終わりにさ、
今日オープンするカフェがあるんだけど

一緒に行かない?
ホシ
ホシ
カフェ…?
俺で、いいの?
ジョシュア
ジョシュア
ホシと行きたいんだ
ホシ
ホシ
っ…
行く!
俺もシュアヒョンと行きたい!
ジョシュア
ジョシュア
じゃあ決まり。
部活頑張れるね
ホシ
ホシ
えへへ…
やったぁ
ジョシュア
ジョシュア
(なんだその笑顔…)


かわいすぎる。

これも恋の効果なのか。

ホシがかわいすぎる。


ホシ
ホシ
シュアヒョン、俺たち2人でここの振り合わせてみようよ!




と、


なんやかんやで今日の部活が終わった。
エスクプス
エスクプス
シャワー使いたいやついるか〜?
ディノ
ディノ
え?シャワーなんてあったの?
ウジ
ウジ
そういえば、今日から運動部専用のシャワールームが出来たはず。


ジョシュア、ホシ「「使う!!」」
エスクプス
エスクプス
おお、2人とも仲良しだな
俺は用事があるからもう帰るけど、シャワールーム使うなら部室の戸締まり頼むよ。
エスクプス
エスクプス
ほかのみんなは大丈夫?
ウォヌ
ウォヌ
今日はあんまり汗かいてないし、いいかな。



他のみんなもそうらしく、使うのは

ホシ、ジョシュアの2人だけだった。



みんなと別れて、2人はシャワールームに向かう。


ジョシュア
ジョシュア
じゃあ一緒に用意していこっか
ホシ
ホシ
う、うん!



シャワールーム、裸でふたりきりなんて


ジョシュア
ジョシュア
(何も考えるな…、ホシ顔が赤くなってたな
さすがに先輩とシャワールーム使うなんて思ってないもんなぁ)

そんなやましいこと、考えるな。

カフェだよ、カフェに行くんだよ俺たちは。

ホシ
ホシ
ヒョン〜、俺そろそろ上がって準備してるね


ドライヤーの音が聞こえる。


5分程度でホシはシャワーを終えたみたいだ。

ジョシュア
ジョシュア
(あたりまえだけど、意識してるのは俺だけだよな…)
ジョシュア
ジョシュア
俺ももうあがるよ
ホシ
ホシ
備品でドライヤー置いてあるなんてすごいね
ジョシュア
ジョシュア
俺達が1年の頃はシャワールームなんてなかったから、水道で頭洗ってたひといたよ
ドライヤーも美術室から借りてきてたなぁ
ホシ
ホシ
いまはいい時代だね〜


クスッと笑うと、ホシも満面の笑みで返してきた。

こんな幸せな時間がずっと変わらなければいいな、


そんなふうに思った。

ジョシュア
ジョシュア
さて、俺も準備したし、そろそろカフェに向かおうか
ホシ
ホシ
うん!
あ、ところでさ…
ジョシュア
ジョシュア
ん?
ホシ
ホシ
なんでカフェに俺をさそったの?
ジョシュア
ジョシュア
それは…




もういっぽ、ふたりの距離が近づく、




そんな予感がした。

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