あなたside
西島「ねぇあなた。」
あなた「………ん?」
私は、少しの気まずさに気づかないフリをして、ニッシーの呼びかけにこたえた。
西島「難しいかもしれない事を、承知で言うね。」
あなた「うん。」
西島「気まずいかもしれないけど、いままで通りに接してほしい。」
あなた「っ………。」
西島「俺は、いままで通りに接するから。」
あなた「…………わかった。」
本当は、ニッシーの方が辛いはずなのにニッシーがそう言ってるんだ。私は、ニッシーがそう望むなら、いままで通りに接すればいいんだ。
西島「ありがとう。」
ニッシーは、安心したように笑った。
西島「さ、楽屋戻ろうか。」
あなた「………うん!」
ー楽屋ー
ガチャ
西島「ただいま戻りました〜!」
あなた「ただいま〜!」
宇野「おかえり〜ww」
浦田「テンション高っww」
與、末吉「www」
だっちゃんが、私達二人を見て優しく笑った。
日高「………おかえり。」
あなた、西島「………ただいま!」
宇野「やっと元通りだね!」
末吉「もうやめろよ〜?ww」
與「せやなww」
浦田「www」
やっと、いつものAAAに戻りました!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。