私はただただ階段を降りてお姉ちゃんのところに向かった
下履じゃない事も忘れてただお姉ちゃんの元へ
ついた後
手術後
やっぱり…死んじゃったな……
……静かに、眠っていた
痛々しい体……悲しい顔
あの時無理にでも切らなければよかったんじゃないか?
考えても考えてもそれしか出てこない
どうして…?
もうみていられなかった
私が全部悪かったんだろうなぁ
……もう、お姉ちゃんの顔を見ることも出来ない
ただ、辛かった
……やるべき事をしたら、行くから。待ってて
明るくいかないと…
お姉ちゃんに……嫌われちゃうなぁ
ちっちゃい頃に言われたなぁ…
「笑顔な方がいい」って
………私、頑張るから
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。