彰「それは秘密^^」
『あ!その顔!冬弥が言ってた彰人の怖い顔!』
彰「アイツ、そんなことまで話してんのかよ…。」
『結構色々話してくれるよ。バイト先は軽く知ってる。』
彰「ガチかよ…。」
『今度押しかけてあげるね♡』
彰「それだけはやめろ。」
『彰人の営業スマイル見てみたいなぁ?』
彰「却下。」
『服、選んだりするの得意なんでしょ?』
彰「ふつーだろ。」
『私、マジでセンスなさすぎて、基本無地のパーカーにジーンズとかだから、羨ましい。』
彰「じゃあ、今度見に行くか?」
『いいの!?』
彰「参考になるかはわかんねーけど。」
『嬉しっ!じゃあ、いつ行く?』
彰「ライブと練習とバイトがない日。」
『そんな日そうそう無いんじゃないの?』
彰「まあな。」
『毎日忙しいんだね。』
彰「もう慣れた。」
『慣れって怖いね。私なら絶対無理。倒れる。』
彰「だろうな。」
『そこは否定してよね。』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。