※"付き合ってない"から始まります
※ご安心ください、最後にはラブラブです。
きょもside
突然だが!脱出ゲームから、
凄く気になることがある!
それは、
北斗との距離感!
なんか、最近近くなった気がして、
気になってる。
『え〜、俺のペアは〜、北斗だって〜』
「よろしく」
『おう!』
まだ、距離は近くない。
ここから、近くなるから、見てて。
「京本、隣いい?」
『ん?いいよ』
はい。まず隣に座るでしょ?
いつもなら、端っこで別々なのに、
まぁ、別々にいるほどの仲じゃないし
いっか。
『あ、北斗。これ食べる?』
「え、いいの?」
『うん』
「いただきます、」
〈(きょもほく中だ…)〉
[(あいつら仲良いな。)]
〔ねぇ、2人ってそんなに仲良かったっけ、〕
〈[(どストレートに聞くなぁー!!!!)]〉
まぁ、
俺は、
『うn』
「元々仲良かったでしょ、笑」
おぉ、同じこと言おうとした〜
『そーだそーだ!』
〈……〉
「あ、ジェシーと樹呼ばれてるよ」
〈お、おう。〉
〔HAHAw!行こ〜!〕
こんな感じで、距離が近くなったのだ…
〜完〜
じゃなくて、
俺が1番、気になってるのは、
『北斗、』
「ん?」
『……なんでもない…』
「そう?」
横に座ってる北斗が
めっっちゃくちゃいい匂いなんだよ…
なんの柔軟剤使ってんだよこいつ…
『あ、俺らだって』
「おっ、よしっ」
写真撮る時もさぁ、コイツいい匂いするんだよ…
『はぁぁ、』
「京本、匂い変えた?」
『え"』
『なんでわかった?』
「いや、なんとなく…」
『変えてもらったけど、凄いな。』
北斗の柔軟剤に似てるやつを買ったけど、
バレてないよな…、?
「いやぁ、なんかいい匂いだなって、」
『そ、そう?』
「うん。」
よかったぁー、
てか…いい匂いだってぇぇ〜
『あぁ〜、』
「なに?」
『うわっ!、北斗か…』
「北斗かって酷いな、」
『だっていつもなら、無視する北斗だから。』
「……酷い人だ」
『酷いのは北斗だろ、』
「はいはい、」
『うわぁ〜また流してるし、』
「てか、早く進みなさいよ」
『あ、ごめん』
北斗のせいで全然進んでなかった、
『てか北斗、なんの柔軟剤使ってんの?』
ナイス俺!
「え〜、なんだっけ。」
『おい、』
「忘れた、笑」
『北斗の柔軟剤好きなんだよね〜』
「それは嬉しい」
『てか、近い。』
「え?」
『いつも、こんなに話さないし距離…近い、』
「うそ。ごめん。」
『いや、嫌だとかじゃないけど、』
「………」
北斗side
「はぁ…」
最近。京本が可愛すぎて、やばい。
痩せたせいでぷにぷには無いけど、
全部かわいい。
でも…樹とイチャイチャしすぎ。
羨ましい。
ずるい。
俺だって、京本と喋りたいのに…
普通にきょもって呼びたい…
いや、きょもじゃなくて、大我かな…
唯一話せるのは、2人での撮影の時。
と、YouTube撮影の時くらいかな。
で、今日は2人での撮影なんだけど、
京本の匂いがいい匂いで、
誘われてるのかってくらいのいい匂い。
しかも、
「北斗って、なんの柔軟剤使ってんの?」
だって…話しかけられちゃったよ?
ドキドキするわ…
テンパりすぎて「わかんない」って…
やっちゃった…
それに、「近い」って拒否られたよ!?
北斗泣いちゃう。
きょもside
北斗ぉぉ…距離近い…顔がいい…好きな匂い…
恥ずかしいから…近くで見るなよッ…
「近い」って言っちゃったよ…
絶対傷ついてるよね…
こうなったら、するしかない…
嫌がられても仕方ない!
大我出陣!
『……ほくと、』
「ん?」
『…夜、ご飯いこう…』
「え…?」
『…』
楽屋がシーーーーンってなった…怖い…
「……いいよ。でも、飲みすぎないでね?」
『へ、』
「あなた、いつも飲みすぎて帰れなくなるじゃない?」
『へ、あ、は、はい…』
え、
成功しちゃったよ?
〈え、え、え、きょもほく、?〉
[そう、みたい…]
《ふふふ、ふふふふふ》
〔熱々〜♡〕
仕事終わってから、行くことになって、
いま、事務所の下で待ってます。
「京本ッ、ごめん、待たせて」
『ううん。だいじょーぶ』
(ほらカップル乗れ〜
『「カップルじゃないッッ!///」』
居酒屋の一番端の個室に入って、
お酒と食べ物を頼んで、
『ん…北斗、上着貸して…』
「京本酔ってる?」
『んーん、酔ってない…早く上着貸して…』
「どうしたの、」
北斗side
なんか、可愛いのが"俺の"上着を求めてます。
『んー、北斗の上着ぃ…』
「なぁんで上着欲しいのよ、」
『いい匂いだから…』
「もう、はい、」
『ん!』
上着を着て?
匂いを嗅いで?
笑顔。
はぁぁぁぁ…可愛すぎ。
この人、酔ってるよね。
お酒飲むペース早かったし、酔ってるなぁ…
「京本?もうお店出るよ?」
『んぁ〜、やぁだぁ…』
「なんでよぉ、」
『せっかく、ほくとと2人なのにぃ、もうおしまい?』
それは
告
白
?
「京本、そろそろ帰らないとだよ」
『んーん、やぁ』
「もぉ…明日オフなんだから。早く帰って休むよ」
『やぁ』
「よいしょ、お支払いしたから、いくよ」
『おんぶ、』
「はい、」
夜遅くは静かで、京本の歌しか聞こえない。
『茜色の空が今僕ら包み込むように
ぎこちない二つの影がそっと伸びて重なり合った』
『ん〜、ねぇ、ほくとぉ?』
「ん?」
『すきぃ…ん、』
「へ、?」
『んん、いーにおい…』
「ま、待って、きょ、京本?」
『ん〜』
「ス、好きって言った、?」
『うん…』
俺の肩に顔を埋めて、耳を真っ赤にしてる京本。
これだけでもうお分かりだろう。
彼…
可愛すぎない?
「ちょっ、ちょっと待って、」
『…なに』
「ちゃ、ちゃんとこっち見て…」
『ん、』
『……すき…///』
「……え、」
もう、
隠さなくていいよね…?
『わっ、』
「かッッわいぃぃぃ、♡♡」
『やだ、』
「…俺もすきだよ、京本」
『んんん…///』
「早く家行こ…今すぐ抱きしめたい…」
手を繋ぎながら、俺の家に帰った。
その間も、ずっと可愛いんだよ?
俺の匂い嗅ぐためにピタッとくっつくんだから…
家に帰って、京本に水を飲ませて、
そのままベットに
その後は、お見せできません…
朝
『ん、』
「あら、起きちゃった。」
『おあよ…ほくと…』
「おはよう。大我」
隣には、裸の大我。
色白で、カーテンから差し込む光のせいで、
めっちゃ美しい。
『ほくと…おなかすいた…』
「ん、ご飯作ってくるよ」
『あーとぉ』
服を着て、
いつものエプロンをつけて朝ごはんの準備
『ほくとぉ、勝手に服借りた』
「へッ」
ばっっか可愛い。
俺ですら少しぶかぶかのパーカーを、
俺よりちっちゃい大我が!?着てるよ!?
なんかもう、天使。
『んねぇ、焦げてる』
「あぁ"!!」
『いーよ、俺食べるから』
「ごめん、」
『早くたべよっ、』
彼と共に、
楽しくラブラブしていきます。
以上ほくきょもカップルでした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。