そんなこんなを繰り返し、私はジンとジミンとの狭間で3ヶ月も揺れている。
今、メンバーとお酒の席。
もちろん、ジンとジミンもいる。
そして、ようやくこの状況にたどり着く。
目の前にある生ビールとカルーアミルク。
”いい加減どっちか決めて!”
と2人から言われ、それぞれ差し出された2つのお酒。
最初は苦手でも飲めば癖になるビール。
飲みやすくて進みがちだが、飲みすぎには注意なカルーアミルク。
まるで、2人を表しているようだった。
強引で最初は苦手意識があったが、いつの間にかその強引さを求めてしまう。
それがジン。
甘くて優しい笑顔と言葉につい吸い込まれてしまうが、たまに意地悪な1面を見せるジミン。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。