第61話

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2020/07/19 14:13








あまり人がいなくなってきたところで、



やっとぼむが私の声に反応してくれた。




you
you
ぼむ!!
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
…何、
you
you
…手離して、
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
あ、ごめん





ぼむの掴んでた手が離れた。




咄嗟に逃げてきたから力がこもってたのか、




少し私の手首には掴まれた跡があった。




you
you
…何で彼女って言ったの、?
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
…ごめん
you
you
え、?
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
勝手に彼女って言ってごめん



ぼむが真剣に謝るから、




もう理由なんかどうでも良くなった。





you
you
…ありがと
 

ぼむは一瞬驚いてたけど、





ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
おう、
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
…でも
you
you
ん、?
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
いつか絶対





































ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
俺の彼女にするから、




そう言ってまた歩き出した。











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