第121話

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2020/06/08 14:16



ぼむぎゅside




校門を出た瞬間



あなたが何か言いかけたけど、



今しかないと思ったから俺がそれを遮った。







ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
…もう俺の事好きじゃないよな?





あなたを見たら泣くかもしれないと思ったから



俺はわざと目を逸らしてそう言った。




あなたは相当驚いた顔をしたけど、



俺はそのまま自分の気持ちを言った。






あなたのことも、何を考えてるのかも。



全く、



分からない。





そう言うと、あなたは




you
you
私はぼむが分かんないよ…




あなたの目から涙が零れた。



何で泣くんだよ、、



俺の事好きじゃないんだろ、?



離さないといけない、ってやっと決めたのに



離せなくなるから…



お願い、あなた泣くなよ、、、




そう思ってポケットからハンカチを


取り出そうとした瞬間








「…おい」




後ろから声が聞こえた。










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