ゆっくりと屋上のドアを開ける。
ギィィィと嫌な音をたてながら、
ドアが開いて、外が見えた。
あ、ぼむいた、
屋上の隅の方にぼむは1人で座ってた。
私はぼむの方に向かって歩いて、
ぼむの横に座った。
…話って、?
…
あなた、
ん?
お前
…
…俺のことどう思ってる?
え、?
ぼむのこと、、
昼によんじゅん先輩にも聞かれたな。
ぼむと話してる時はほんとに楽しいし、
自然と笑顔になれる。
ぼむから昨日告白されて、すごく嬉しかった。
でも今日よんじゅん先輩にハグされて、
好きになりかけた。
んー、、、
まじで分かんない。
誰が好きなのか。
…何て言って欲しい、?
は、?
ぼむが一瞬驚いた顔をする。
でもその後すぐ、
あなたが思ってることを
そのまま言ってくれればそれでいい。
…そっか、
私は、
…
どうすればいいと思う、?
え?
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!