第140話

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2020/06/26 16:39



放課後。







私は廊下に迎えに来た



よんじゅん先輩の所へ向かった。



いや、向かおうとしてた。



その時、













you
you
…え、?



腕を後ろから誰かに掴まれた。




誰なのか確認しようと振り向こうとした瞬間、





その人は私を抱き寄せた。





懐かしい。





この匂いは、










you
you
ぼむ、?!



ぼむの匂いだ。




懐かしくてどこか安心するこの匂い。




ふとぼむの顔を見上げると、




ぼむは真っ直ぐよんじゅん先輩を見てた。




そしてよんじゅん先輩もぼむを見てる。




というか2人とも睨み合ってる、?





よんじゅん
よんじゅん
手離せよ、
ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
お前が帰ればいいだろ




え、怖い怖い(




てかそれより何でぼむがここにいんの?




ゆなちゃんは、?





ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
…ごめん、あなた
you
you
へ、?




1回私の事を見てそう言ったかと思うと



またよんじゅん先輩に視線を戻して、



一言こう言った。















ぼむぎゅ
ぼむぎゅ
…お前にあげる気なんてねえよ





そう言ってぼむは私の腕を掴んで教室を出た。










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