第51話
_いつまでも優しい君_
まるside_
10分弱くらい俺は泣き続けた。
あなた今どーしてるかな。
俺に呆れてるかな。
社長とかと話してるかな。
結局俺の脳内にはあなたがいるんだ。
何してる時でも。
例えば
一緒に寝ない日の寝る前
俺はあなたとのSEXを思い出して
オナニーをする
した後も
あなたの笑顔とか想像しながら寝る。
気持ち悪いよ
わかってる
でも好きなんだもん
俺例えあなたが他の人と付き合っても
絶対あなたを嫌いにならない自信がある。
あなたの欠点探して嫌おうとしたって
俺はあなたを嫌いになれない。
多分欠点探す段階で
俺はまたあなたを好きになるだろう。
あなたに会いたい
あなた、次こそは
俺、守るから
今回は…許して…
ガラガラ
え…やっぱ呆れてたか。
ごめん。ごめん。
ほんっとにごめん…
今多分俺最大の泣き虫期的な感じ。
俺はさっき座ってた椅子に座った。
そしてあなたの手を握った。
包帯に滲むあなたの血が見える。
あなたの綺麗な白い肌が赤い。
やっぱ…あなたは優しいな…。
軽く体を揺らす
でも俺はあなたの手を片手でずっと離さない
寝起きの顔も可愛いあなた。
そう言って俺の手を握り返してくれた。
これしか言えないのが悔しいけど
俺はあなたを全力でサポートする。
そう言って俺は
あなたに触れるだけのキスをした。