ホシオッパと!?
うん、ホシさんはドギョムと知り合った時からなんとなく知り合いだったんだけど、1年前にね…
韓国久しぶりに来たな〜
どこ行こうかな〜
ぅるさん…かぅるさん…
誰か、私を呼んでる…?
ガウルさん!
あ!ホシさん!お久しぶりです
お久しぶりです!いや〜びっくりしましたよ、日本で暮らしてるガウルさんが韓国にいるなんて!
実は久しぶりにオンマとアッパに会いに来たんですよ
あ、そうだったんですね、僕は今からウジっていう兄弟と2人でアメリカでコンサートなんです
あ、そういえばダンサーでしたっけ
そうなんですよ〜
あ、急にごめんなさい、そろそろ時間なので、失礼しますね…
あ、少し話があって、ほんとに3分で終わるので!
あ、はい、…わかりました、3分なら
単刀直入に言いますね
あなたのこと、絶対に韓国に帰国させないでください
…えっ?
いや、あなたが日本でガウルさんたちと暮らしてるのはとっくのとうに僕達気づいてますから(笑)
でも…あなたを僕たちの元に返したら二度とあなた達はあなたに会えなくなると覚悟した方がいいと思います。なので、絶対にあなたのことを、どんなことがあっても帰国させないと約束してください
…わかりました、あなたの事は私たちが全力で守らせて頂きます
よろしくお願いしますね、何かあったら連絡しますね
わかりました
って感じで、あなたの事を帰国させるなって言われたの
もう二度とオンニ達と会えない…
それは絶対やだ!
私もだよ〜!
私も嫌だよ〜、だからオッパたちのことは好きだけど帰らない…
ほんとにあなたのお兄さん達って怖いよね(苦笑)
昔はそんなことないと思ってたんだけど…
まぁ外に出たことなかったらそう思うよね
小さい頃から外に出して貰えなかったのは辛いよね
でもね、少しだけ出てたことがあるんじゃないかなって思う時があるの
出てた頃もあるの??
うーん、ないと思うんだけど…なんか、すごい小さい頃に公園…?かな、に行ったことがある気がするんだよね
そうなんだね、でもあなたの事だし、出させて貰えたことないんじゃない?
うん、なんか私もそう思う
ドギョムがあなたの事を逃がしたということは、あなたがいなくなる前日から知っていた。
あれ、あなたとドギョマ、何話してんだろ
初めは盗み聞きだけするつもりだった。
そしたら、ドギョマがあなたに逃げろって言ってたんだ。
その時僕は、あぁよかった…って思ってしまった。
今から13年前…
次の話につづく…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!