第13話

No.13
4,991
2023/03/28 16:17
ジュニが部屋に篭ってから丸1日、ジュニは自分の部屋から出てこなかった。









僕が心配して見に行くと、ジュニはとても元気そうで、笑顔だった。
ホシ
ホシ
ジュニ…もう平気なの?
ジュン
ジュン
うん、平気だよ(*^^*)
ホシ
ホシ
それなら良かった
ジュン
ジュン
あなたはもう寝た?
ホシ
ホシ
うん、さっきシュアヒョンとハニヒョンが寝かしつけてた
ジュン
ジュン
そっか、じゃあ皆に話すことがあるんだ!
ホシ
ホシ
え?なになに、気になる
ジュン
ジュン
うーん、まだ秘密(*^^*)






この時僕は意地でもジュニが話す内容を聞き出せば良かったと、今でも後悔している。












あなたの未来を奪ってしまったのは僕なのかもしれない。





















































ジュン
ジュン
皆〜ご心配お掛けしました〜!話すことがあるからテーブルに来てー






ミンハオ
ミンハオ
ジュニヒョン!大丈夫だったんですか?
ジュン
ジュン
うん、大丈夫〜、考え事してただけだから
ジョンハン
ジョンハン
ジュニ〜あんまり大きな声出すなー
あなたが起きちゃう
ジュン
ジュン
ごめんなさい、ハニヒョン
ジョシュア
ジョシュア
大丈夫、大丈夫、あなたは1回寝たらなかなか起きないから(笑)
スンチョル
スンチョル
それより、話って?





















ジュン
ジュン
ちょっと、このメール見て貰えませんか?





ジュニから見せられたものは、多分、読んだ人が言葉で洗脳されてしまうような内容だった。













僕は心理学が好きで、個人的に本などで勉強していたから読まない方がいいものだと分かり、直ぐに読むのを辞めた。
ホシ
ホシ
皆、これ読まない方が…っ!


スンチョル
スンチョル
死亡届…か、


この時には既に遅かった。


多分全員読んでしまっていたのだと思う。
ジョンハン
ジョンハン
あなたの死亡届を出せば…
スングァン
スングァン
あなたの事が守れる…
バーノン
バーノン
二度と傷付けなくていい…
ディノ
ディノ
いなくならない…
ウジ
ウジ
…自分の中だけで
ウォヌ
ウォヌ
生き続ける…
ミンハオ
ミンハオ
心の底から愛している人…
ジョシュア
ジョシュア
大切な人…
ミンギュ
ミンギュ
…でも
ドギョム
ドギョム
…((普通じゃなくなる



ジュン
ジュン
どう!?良くない??あなたを守る為だもん
ジョンハン
ジョンハン
いいんじゃない??(*^^*)
ジョンハン
ジョンハン
あなたのためだもんね…^^
ジョシュア
ジョシュア
あなたの為には死亡届を出すのが1番…^^
ドギョム
ドギョム
え、でも…それって事実上あなたがこの世からいなくなるってことだよね…?そんなの嫌だよ…
ウォヌ
ウォヌ
いなくなりはしないんじゃないか?
ミンハオ
ミンハオ
自分たちの所でだけ生き続けるってことだから大丈夫だよ〜
ミンギュ
ミンギュ
でも、普通に遊べなくなっちゃう!
ホシ
ホシ
あなたがさすがに可哀想なんじゃないですか??ヒョン…
ジョンハン
ジョンハン
じゃあミンギュとドギョマとホシはあなたのこと守りたくないんだ
ミンギュ
ミンギュ
そういう訳じゃ…
ジュン
ジュン
じゃあいいじゃん
スンチョル
スンチョル
多数決取るか


結局、10対3であなたの死亡届を出すことが決まってしまった。
ジョシュア
ジョシュア
もうあなたが怖い思いなんてしないんだ…^^
ジョンハン
ジョンハン
安心してね…あなた^^






















それから1年、小学生になるはずの年になったあなたに僕は1度だけ聞かれたことがある。
5歳の時の私
5歳の時の私
私がお外に出られないのなんで?
ホシ
ホシ
えっ、?
5歳の時の私
5歳の時の私
去年は、来年から小学校に行けるって思ってたんだけど、なんかオッパ達に外に出させて貰えなくなっちゃったから
ホシ
ホシ
うーん、オッパはあなたのこと小学校に行かせてあげたいと思ってるよ、でもね他のオッパ達が嫌がるんだ
5歳の時の私
5歳の時の私
なんで?
ホシ
ホシ
…外は危ないからだよ
5歳の時の私
5歳の時の私
そっか、お外は危ないんだ
ホシ
ホシ
そうだよ、だからあなたは外に出ないでね
5歳の時の私
5歳の時の私
わかったぁ



































違う…違う…違う、違う、違う、違う、違う















外が危険だなんて嘘だ。




普通に暮らしている分には、少し危険かもしれないけれど生きていける。










でも僕は、僕自身を守るために




















あなたにこんな嘘を着いてしまった。























あなたに対して、お外に出られるよ、と言ったら
僕が何されるか分からない。








































それぐらいヒョン達や弟が絶対権力で…
































































































狂ってたんだ。

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