第66話

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2021/06/02 00:51



ジミナが出て行ってしまって寂しくなった僕はシュガヒョンの部屋の前に来た。










コンコンとノックをするとすぐにシュガヒョンは迎え入れてくれた。








SG
SG
ん、おいで
TH
TH
ありがとうございます…




今日のシュガヒョンはいつもより優しい気がした。



部屋に入れてもらってソファに座るとホットミルクを出してくれた。







TH
TH
ん…おいし、
SG
SG
よかった。
それで、なんかあった?
TH
TH
あ、実は…



僕はノアさんからきたメッセージを見せながら事の経緯をシュガヒョンに話した。






SG
SG
そ、っか…



しばらく僕とシュガヒョンの間には沈黙が流れた。




だけどそれを破ったのはシュガヒョンだった。








SG
SG
テヒョンさ、もっと素直になりなよ
TH
TH
素直…?
SG
SG
そ、我儘になっていいんだよ
TH
TH
もう充分すぎるくらい我儘です…




グガが僕のことを飽きる理由なんて山ほどある。



可愛くないし我儘だしいつもツンツンしちゃうし…









SG
SG
もっと自分の気持ちちゃんと話しな?
TH
TH
自分の気持ち…
SG
SG
俺が言えたことじゃないけどさ
好きなら好きってそう伝えなきゃ、好きな気持ち我慢してたって報われないよ



シュガヒョンはそう言って少し切なそうに笑って僕の頭を撫でた。






なんだかいつものシュガヒョンじゃないみたい…








SG
SG
俺もさ、好きな人居るけど素直になれないんだ
TH
TH
え…そう、なんですか…?
SG
SG
うん、俺も素直になれなくて気持ち伝えれないんだけどね
 

そう言って少し自嘲するように笑った。






SG
SG
テヒョンにはこんな気持ちして欲しくないんだ
だから幸せになってよ…おねがい…。




そう言って苦しそうに笑いながら僕を優しく抱きしめた。








TH
TH
僕、もっと素直になります…
自分の気持ちちゃんとグガに伝えます、



きっと振られちゃってもそれはいい経験になると思うから。















シュガヒョンな僕の言葉に嬉しそうに笑いかけて背中を押してくれた。
































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