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そう言って部屋を出ていこうとしたグガの腕を咄嗟に掴んで引き留めてしまった。
だけど何も言葉が出てこなくて、そんな僕を不思議に思ったグガは首を傾げた。
だけどグガはすぐに僕の気持ちを汲み取ってくれて僕をベッドに寝かせると手を握ってくれた
熱で弱った頭は勝手に我儘なことを言い出して。
それでグガを困らせてしまう。
あからさまに大きなため息をついたグガに少し胸がチクッとした
突然キスしてきたグガは触れるだけじゃなくていきなり舌を入れて少し乱暴に口内をかき乱した。
乱暴だけど優しくて。
止まれなくなるくらい求められてる気がしてそれがすごく嬉しかった
🐰🐯
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!