あれから2ヶ月、僕達は特に何も無く平和な日々を過ごしていた。
毎日ぎゅーとちゅーをして、時々えっちもして。
お互いに心も体も満たされる生活を送っていた。
あの日までは。
グガは僕の顔をまともに見ずに出て行ってしまった。
まただ…
グガは最近、夜になると出かけることが増えた。
どこに行くのか聞いても教えてくれないしその間はカトクを送ってもあまり直ぐに返事をしてくれない。
正直、浮気を疑ってしまう。
だけど未だにグガに問い詰める一歩は出せない。
理由は…
これだ。
グガは帰ってきては僕が寝ているのを確認するといつもほっぺや耳に優しくキスを落として
すき、と苦しそうに呟く。
グガはきっと僕が寝ていると思っているけどいつも寝たフリをしているだけ。
いつもは帰ってきてすぐに何かを洗い流すかのようにお風呂に入るのに今日は中々僕の元から離れなかった。
ごめんって…どうして?
🐰🐯
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。