第65話

☽ ⋆゜
733
2021/06/02 00:10
JK side



どれくらいそうしていただろう


だんだん涙も枯れてきて頭がボーッとしてきた。







ふと、ベッドの横の小さなテーブルを見るとそこにはテヒョンイヒョンのピアスが置いてあるのが目に入った。







ボーッとそれを眺めていると何故か涙がつーっと頬を流れた。









JK
JK
ははっ、忘れられるわけないじゃん




1人で乾いた笑いを零した。








すると突然、扉がガチャと音を立てて開いた。














JM
JM
おい
JK
JK
……なんですか






部屋に入ってきたのはジミニヒョンだった。



何をしに来たのか、大方予想はついてる。

ジミニヒョンは明らかに怒った顔と雰囲気で俺に近づいてきた。







JM
JM
お前、なんで隠してた?
JK
JK
…はい?
JM
JM
ノアって女のことだよ
なんでテヒョンアに内緒にしてたんだよ




ジミニヒョンが俺の胸ぐらを掴みながら少し声を荒らげてそう言った。







JK
JK
どうしてノアのこと…
JM
JM
その女がテヒョンアに連絡してきてんだよ
カトク教えたのお前じゃねぇの?
JK
JK
……は?




テヒョンイヒョンに連絡をした…?



ヒョンに手を出させないためにあの女の配下にいたのにそれも意味がなかった?














JK
JK
あいつ…約束破りやがった
JM
JM
なんの事だよ




俺はジミニヒョンにノアとのことを全て話した。






JM
JM
はぁ…どうしてそれを早く言わないんだよ
JK
JK
みんなの事は巻き込みたくないんです
俺だけが我慢すれば済む話なんで
JM
JM
でも結局テヒョンアのこと傷つけてんだろ
なんで別れようって言ったかわかってる?




なんで別れようと言ったか…


そんなの好きじゃなくなったからじゃ…









JM
JM
はぁ…、その女とお前が本気で付き合ってるって思って身を引いたんだよ
JK
JK
え…




じゃあヒョンはまだ俺のことが…?





JM
JM
今シュガヒョンの所に行ってると思うから早く迎えに行ってあげな
大事にしろよ、馬鹿




そう言ってジミニヒョンは俺の肩をポンポンと叩いて部屋から出て行ってしまった。



またヒョンに助けられちゃったなぁ…






よし、早く迎えに行ってあげるか



























🐰 🐯

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