、
グガが出て行ってしまって20分がたった。
だけど、もう随分長く時間が経ったような気がする。
正直すごく不安だ。
もしグガが帰ってこなかったらどうしよう。
やっぱりノアさんがいいって言われたら、どうしよう…
そう、自分に言い聞かせながら、じっとグガの帰りを待った。
どれくらい経ったかわからない。
しばらくグガの事を待っているとガチャっと音を立てて部屋のドアが開いた。
グガの顔を見た瞬間、思わず飛びつきたくなったけどそれを我慢して
恥ずかしさを押し殺して両手を大きく広げた。
グガはそんな僕を見てクスッと笑って勢いよく胸に飛びついてきた。
お互いにぎゅうっときつく抱きしめ合ってそう言った。
グガはそう言って頭を撫でた。
僕がそう言うとグガは僕の唇に優しくキスをしてそのまま僕を押し倒した。
🐰🐯
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。