最近悩みがある。吹雪のことなんだけどね。
▽▽
『吹雪〜、ここの言葉って覚えた方がいいと思う?あ〜テストめんどくせぇ』
『まじかぁ…今から覚えんのかよ…』
–体育–
『っあ〜、バトミントンのペア人数足りねぇ!』
『まじか!ありがと吹雪!!』
がしがしと頭を撫でる吹雪の友達。
僕の悩みはね、
吹雪がしっかりしてて皆に頼られているから、2人きりで話せないこと。話そうと思っても他の人に遮られる。
あと皆触りすぎ。今だってあれ、スキンシップ多すぎでしょ。
吹雪はそこまで気にしてない感じだけどさ、彼氏の僕にとってはイライラの要素なんだけど。
僕が一人暮らしだからよく泊まるし、イチャイチャしたりはするけど、学校でも夏夜と巳月みたいにイチャイチャしたい。
でもそれで吹雪の邪魔をするのは嫌だけど…。
『おっしゃ!勝ったぞ吹雪、お前強いな!』
嫉妬するじゃん。
『おーい灯浪、バトミントンのペア一緒に組んでくんね?』
スルッと髪をポニーテールにする。
体育の時とか夏は暑いからね。運動しないとストレスでおかしくなりそうだし丁度良かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
–帰り–
最近は寒いからマフラーとジャケットを羽織って帰る。
夕方は凄く寒くなるんだよね。
帰りは2人で帰ることが多いから嬉しい。
寒い道をゆっくり歩く。
不安そうな顔をした吹雪が、キュッと服の裾を掴む。
少しづつ吹雪との距離を縮めていく。
ドンッ
壁に手をつけて逃げられないようにしてから、吹雪の顎を手であげる。
吹雪は不安なのかビクッと肩を揺らす。
そのまま抱き寄せてキスをする。
よしよしと頭を撫でると、安心したのか抱きしめ返してきた。
ほんと可愛いすぎ。
今日はここまでです〜!次回、えちえちです。嫉妬したひなみが吹雪にキスしまくります。
いいね、お気に入り登録ありがとうございます。絵本のような小さな幸せを。は、閲覧数10000超えました!嬉しいです!!これからも頑張ります!
コメントもありがとうございます!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。