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第2話

お菓子
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2018/08/18 04:58
「奈々さんは、なんの仕事してるんすか?」
「うーん…色んな物のデザインを考える仕事、かな。」












「グラフィックデザイナー?いや、それはちょっと違うような…」







「ヘェ…物のデザインを…」
「大変すか?」




「そうだなぁ…大変だけど、やりがいがあってすごく楽しいよ」
「…あ、そうだ。今度、オリジナルのデザインのバレーボールつくってみるね!排球部のみんな専用の!」





「え…や、そんな、いいんですか?」

「いいよ!いつも私とお話ししてくれてる、お礼みたいなものと受けとってくれれば」

「そんな、俺別になにも…」




「いいのよ、私がお礼したいだけだから」


















本当にいつもお世話になってるから、これぐらいはさせてね。




























「…あ、そういえば。私、今日チョコクッキー作ってきたの」

「へぇ…お菓子作ったりするんすね。今日バレンタインデーだから、会社の人とかにですか?」







「ううん、黒尾くんに。」

「…え……俺ですか?」




「うん。いつもお世話になってるし、せっかくだから黒尾くんに、と思って。」

「……ありがとうございます」













「うわ、うま……」

「ほんと!?よかった〜」











そっか!!黒尾くんチョコクッキー好きなのか…また今度、イベントの日とかにたくさん作ってこよう…
 






「…あ!ごめんなさい、今日は早く帰らないといけないの…用事があって…」

「あ、そうなんすか?じゃあ帰りましょう。まだこんな時間ですけど…俺も早く帰らないと」











「それじゃあ、さようなら。奈々さん」

「うん!またね!」






































「ただいまー」

「ってうわ…もう酔いつぶれてる…」

「はぁ…間に合わなかった…」






「おかえりー…奈々…ヒック」

「いつもより…随分遅かったじゃない…」





「まぁいいや…それよりきいてよ〜…上司がさぁ…」



「ハイハイ、わかったからもうベッドで休みなよ、姉さん」















「うんー…そうする〜…」







































やっぱり、作ろう。


イベントがある時に…って思ったけど…









































「黒尾君の喜ぶ顔を想像したら…
   楽しみで眠れないや」





























































「くろお…?」

「奈々に…男…?」