第5話

#3
845
2018/09/27 13:00
────次の日────
ジリリリリリリリリ……
あなた

……ん〜

眠い目をこすりながら目覚ましを止める。
あなた

(昨日はいろんなことがあったな……。)

あなた

(( ゚д゚)ハッ!夢じゃないよね!?)

私は起き上がり、テーブルの上を確認する。

そこに置いてあるのはuuumの名刺。
あなた

夢、じゃ、ない……。

あなた

(ほんとにuuumで働けるんだ……!)

昨日の嬉しさがまたよみがえってくる。
あなた

いっけない!はやく準備しなきゃ!

私はuuumに行く準備を始めた。


────数時間後────
あなた

うわあ、おっきい……!

あまりの大きさに思わず心の声がもれてしまう。

私は今、uuumのビルの前に立っている。
あなた

(え、これって普通にそのまま入っていいのかな、なんか捕まったりとか……)

あなた

(ええい!とにかく入ろう!)

意を決して中に入る。
中はホテルのロビーのように広く、たくさんの社員が行き来している。
あなた

(とりあえず、カウンターに行けばいいのかな?)

正面のカウンターに向かう。

カウンターには若い女性が立っている。
女性
どうされましたか?
あなた

あの、私、東海オンエアさんに紹介されて……

女性
ああ、あなたさんですね?
あなた

あっ、はいそうです!

女性
かしこまりました。では、そちらのエレベーターで5階へ向かって頂けますか?案内人が待っておりますので。
あなた

分かりました。

私はエレベーターに乗り、5階へと向かった。
上司
あなたさんですか?
あなた

はい。

上司
私、あなたさんの上司となるものです。よろしくお願いします。
あなた

よろしくお願いします。

上司
ではこれからuuumについて説明していきますね。
私は上司について行き、社内案内や、uuumの仕事について説明してもらった。
あなた

(uuumに入ったからって必ずマネージャーになる訳じゃないんだ……。)

上司
以上で説明を終わりにします。今日はもう帰っていいですよ。
あなた

あの、少し社内を見学してもいいですか?

上司
はい、どうぞ。
あなた

ありがとうございます。

上司にお礼をし、社内を歩く。
その瞬間、
ドンッ
誰かとぶつかった。
あなた

あ、すみません……。

???
あ、こちらこそすみません……。
あなた

(昨日から人とぶつかってばかりだな……)

???
あれ、新しい社員の方ですか?見慣れない顔なので。
あなた

そうです。

うつむきながら答える。
あなた

(なんか聞いた事ある声……)

???
じゃあ自己紹介しますね。僕、YouTuberのはじめしゃちょーです。
あなた

え、えぇぇ!?

びっくりした勢いで顔をあげる。
あなた

う、うそ、あのはじめしゃちょー!?チャンネル登録者が日本1の?

はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
クスクス)) そうですよ。
あなた

(わ、笑われてる……。まあ、ここはYouTuberの事務所なんだから当たり前だけどさ……!)

???
はじめさーん!はやく来てくださーい!
誰かがはじめしゃちょーを呼んだ。

どうやら2人らしい。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
はーい
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
あ、紹介しますね!こちらが僕と同じYouTuberの
カンタ
カンタ
はいどうもー!水溜りボンドです、お願いしますー!
カンタ
カンタ
カンタです!
トミー
トミー
トミーです!
あなた

っ!

またもやびっくりしてしまった。
トミー
トミー
はじめさん、こちらの方は?
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
えっと、新入社員の方で、名前は……あなたさんです。
あなた

えっ!?なんで名前知ってるんですか?さっき会ったばかりなのに!

はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
だって名札さげてるじゃん笑笑
あなた

あ……笑笑

そういえばそうだった。
カンタ
カンタ
ていうか、はじめさん、さっきからずっと笑ってません?
トミー
トミー
俺らが呼んだときも笑ってたよな。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
あー……、だってあなたちゃんが面白いから笑笑
あなた

へっ?わ、私?

あなた

(ていうか、いつの間にかちゃん付けになってタメ口になってるし……。)

はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
俺と会ったときにめっちゃびっくりしてて笑笑
カンタ
カンタ
俺らが自己紹介したときもびっくりしてたな、
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
あ、もしかしてタメ口気にしてる?あなたちゃんもタメでいいよ!
あなた

え、でも……。

トミー
トミー
はじめさん、困っちゃってますよ笑
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
あれ?困らせるつもりはなかったんだけどなぁ……?
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
ま、とにかくタメで話して!理由は親近感が湧いたから!分かった?
カンタ
カンタ
雑だなぁ……笑
あなた

あ、はい……じゃなくて、うん!

トミー
トミー
じゃ、俺らもタメで!
あなた

分かった!

こうしてはじめしゃちょーと水溜りボンドと少し仲良く(?)なれた。
カンタ
カンタ
それじゃあ、俺らは仕事があるから。
あなた

あ……、じゃあまた。

はじめしゃちょーと水溜りボンドと別れてまた社内を歩く。
あなた

(またとか言っちゃったけど、また話す機会あるといいな……。)

あなた

(よーし!これから仕事頑張ろう!)







────はじめside────
あなたと別れて水溜りボンドと一緒に部屋に入る。
カンタ
カンタ
それにしてもなんで急にタメにしたんですか?親近感だけの問題じゃないでしょ?
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
ん〜、可愛かったから?笑
トミー
トミー
え、それだけ?
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
うん笑笑
カンタ
カンタ
なんか手とか出さないでくださいよ。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
分かってるって〜!
そんな話をしてると社員がやってきた。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
(仕事やりますかー!)
少し気合いを入れて水溜りボンドと仕事を始めた。









作者
投稿が遅くなってしまい、すみません!今回ちょっと長めにしたので許してください(。_。 (゚ㅂ゚ )(。_。(゚ㅂ゚ )
作者
最近忙しいのでまた投稿遅れるかもです……。それでも読んでくれる優しい方は♡と☆お願いします(>人<;)

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