デビューしてから、BLACKCAPは、飛ぶように売れ、世界一のダンサーまで登り詰めた。
ステージが終わり、裏方で
あなたside
苦しい、きつい、もう、やだ。
こんなにダンスが踊りたくないのは、初めてだ。自分じゃ無くなってきている。忙しすぎる。素性明かさないから、尚更きつい。それに、自分らしく踊れてない。もう、辞めたい。自分が自分じゃなくなる前に。
ステファニーside
あなたなんで、いつもの様に踊れてないんだ?俺を気にしてる?まさか、俺を立てようとしてるのか?なんでだ?あなたは、俺の数倍上手いのに。まさか、父さんか?
よし、明日聞きに行こう。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。