第14話

第14話
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2019/07/14 00:14
デビューしてから、BLACKCAPは、飛ぶように売れ、世界一のダンサーまで登り詰めた。
ファン
ファン
キャー
J様カッコよすぎ!
ファン
ファン
Nなんで、女の子なのにあんな踊れてんの?
すげぇ
ってか、BLACKCAPカッコよすぎやろ
あなた
あなた
(ありがとうございました!!)
頭を下げる
ステファニー
ステファニー
(ありがとうございました!)
頭を下げる
ステージが終わり、裏方で
あなた
あなた
(なんか、ファンを裏切ってる気がする。素性明かさないなんて。嫌だな。それに、ステファニーを立てなきゃいけないから本気だせてない。苦しいよ)
ステファニー
ステファニー
(あなた絶対、苦しいだろうな。顔がきつそう)
あなた
あなた
ホント、疲れたね。ステファニー
ステファニー
ステファニー
だな、さすがに、ステージが多い
あなた
あなた
あーあ
日本帰って、あ母さんのご飯食べたい
ステファニー
ステファニー
お母さんアメリカにおるやろ笑
あなた
あなた
あ、そーだった。
家帰ってないけん忘れてた
ステファニー
ステファニー
冗談がきついぞ
あなたside
苦しい、きつい、もう、やだ。
こんなにダンスが踊りたくないのは、初めてだ。自分じゃ無くなってきている。忙しすぎる。素性明かさないから、尚更きつい。それに、自分らしく踊れてない。もう、辞めたい。自分が自分じゃなくなる前に。
ステファニーside
あなたなんで、いつもの様に踊れてないんだ?俺を気にしてる?まさか、俺を立てようとしてるのか?なんでだ?あなたは、俺の数倍上手いのに。まさか、父さんか?
よし、明日聞きに行こう。

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