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第5話

金曜日
森田 まゆ
森田 まゆ
バイト先決まったんだ?
間宮 桃香
間宮 桃香
うん!ファミレスの接客。今度来てよ
森田 まゆ
森田 まゆ
うん
金曜日の放課後。
久しぶりに桃香と帰る。
間宮 桃香
間宮 桃香
よかったの?今日の曜日彼氏と帰らなくて
森田 まゆ
森田 まゆ
金曜日に関しては大丈夫だと思う
間宮 桃香
間宮 桃香
なんで?
森田 まゆ
森田 まゆ
いや、だって…となりだし
間宮 桃香
間宮 桃香
まぁ確かに。まさかあいつが…あたしも変な気持ちになるわぁ〜
金曜日の彼氏…
野々宮 彗
野々宮 彗
森田 まゆ
森田 まゆ
あ…
野々宮 彗。
家が隣り同士で小さい頃から一緒にいる幼なじみ。桃香も中学から一緒だから、私と彗が付き合うことになった時驚いていた。
森田 まゆ
森田 まゆ
今、帰って来たの?
野々宮 彗
野々宮 彗
そうだけど
森田 まゆ
森田 まゆ
そっか…じゃ、またね
彗は中学に入ってからあまり喋らなくなった。
いつもイヤホンをして、外の景色を眺めてた。
でも、友達は普通にいるみたいだし、女子からも何回か告白されてたみたい。
昔は一緒に遊んでたけど、今は会話すら少ない。
だから、高校で彗に告白された時は本当にびっくりした。全然気づかなかったから。


森田 まゆ
森田 まゆ
ただいまー
母:「お帰りぃ。あ、そうだわ!まゆ、お願いがあるんだけど」
森田 まゆ
森田 まゆ
何?
母:「今日ね、野々宮さん夜勤だって聞いたから彗くんに煮物渡してきてくれない?」
森田 まゆ
森田 まゆ
分かった
彗の両親は病院で働いていて家に帰って来れない日が多い。だから、よくお母さんが彗のために夕飯を作って渡している。
森田 まゆ
森田 まゆ
なんか、緊張する…
彗の家のインターホンを押す。
野々宮 彗
野々宮 彗
…何?
森田 まゆ
森田 まゆ
お母さんがね、煮物作ったから彗に渡してって
野々宮 彗
野々宮 彗
あぁ…ありがと。幸子さんにもお礼言わなきゃな
森田 まゆ
森田 まゆ
それじゃあ、私はこれで…
野々宮 彗
野々宮 彗
あがっていけば
森田 まゆ
森田 まゆ
え…
野々宮 彗
野々宮 彗
というか、ノート写させて
森田 まゆ
森田 まゆ
じゃあ…あとでまた来るね
野々宮 彗
野々宮 彗
ん。勝手に入っていいから
どうしよう。
彗の家久しぶりに入る。
それに、久しぶりに彗と話したかも。
こんなに緊張してるのは私だけ?
彗は…何を考えてるのかな?
森田 まゆ
森田 まゆ
お邪魔しまーす…
ノートを持ってきた私は返事がなかったから、彗の部屋へ来てみた。
森田 まゆ
森田 まゆ
彗…?ノート持ってきたけど
返事なし。勝手に入っても大丈夫かな。
森田 まゆ
森田 まゆ
入るよー…?
そぉっとドアを開ける。
イスに座っている彗がいた。
イヤホンをしているってことは、私の声が聞こえてないのかな?
森田 まゆ
森田 まゆ
…彗!!!
野々宮 彗
野々宮 彗
びっ……くりした。驚かすなよ
森田 まゆ
森田 まゆ
だって、声かけたのに全然返事してくれないんだもん。ほら、ノート持ってきたよ
野々宮 彗
野々宮 彗
あぁ、サンキュ。すぐ写すから待って
待ちながら部屋を見渡す。
青を基調とした部屋。壁にはいくつかポスターが貼られている。
好きなアーティストさん…なのかな?
野々宮 彗
野々宮 彗
よし…ありがと
森田 まゆ
森田 まゆ
あ、うん。ねぇ、いつも何を聴いてるの?
野々宮 彗
野々宮 彗
…聴く?
森田 まゆ
森田 まゆ
いいの?
片方のイヤホンを貸してもらう。
森田 まゆ
森田 まゆ
…あ、この曲聴いたことある
野々宮 彗
野々宮 彗
"ブルースター"っていうグループの曲
森田 まゆ
森田 まゆ
あぁ、桃香も好きって言ってた
野々宮 彗
野々宮 彗
…あいつと好み同じなのか
森田 まゆ
森田 まゆ
何その嫌そうな顔〜っ!桃香に言うからね?
野々宮 彗
野々宮 彗
やめろ…あいつ怒らせたら面倒だから
よかった。
昔みたいに話せてる。あんなに緊張してたのに、今はなんともないや。
森田 まゆ
森田 まゆ
なんだか変な感じ!ずっと一緒にいた幼なじみと付き合ってるなんて。まぁ、お試しなんだけどさ
野々宮 彗
野々宮 彗
そうだな
森田 まゆ
森田 まゆ
あ、イヤホン返すね
幼なじみだから他の人とは違って話しやすいし、気を使わなくていいところもある。
彼氏っぽくはないけど隣りにいて安心する。
野々宮 彗
野々宮 彗
…俺といると、ラク?
森田 まゆ
森田 まゆ
うーん。幼なじみだから、あんまり付き合ってる実感がないというか…でも、彗といると安心するよ
野々宮 彗
野々宮 彗
本当に?
森田 まゆ
森田 まゆ
うん、本当だよ?
野々宮 彗
野々宮 彗
…こんなことされても?
森田 まゆ
森田 まゆ
え…
床に押し倒された。
森田 まゆ
森田 まゆ
彗…?
彗の顔がすぐ近くにある。
野々宮 彗
野々宮 彗
これでも、安心できる?
吸い込まれそうなくらい、まっすぐな瞳。
こんなに近くで顔を見るのは初めてだ。
彗って、こんなにカッコいい顔してたんだ…。
野々宮 彗
野々宮 彗
…まゆ
久しぶりに呼んでくれた、私の名前。
森田 まゆ
森田 まゆ
……何?
野々宮 彗
野々宮 彗
俺は、ただの幼なじみじゃない
森田 まゆ
森田 まゆ
うん…
野々宮 彗
野々宮 彗
…覚えといて
ゆっくり起き上がる。
彗は、私のことが本当に好きなんだ。
顔には出ていないけど、幼なじみの私には分かる。照れたら耳が赤くなる。
野々宮 彗
野々宮 彗
ノートありがと。幸子さんにもお礼よろしく
森田 まゆ
森田 まゆ
うん。…また学校でね
野々宮 彗
野々宮 彗
…ん
彗の家から出る。

森田 まゆ
森田 まゆ
…びっくりしたぁぁ
あの時、私の顔真っ赤だったと思う。
今だって、顔が熱い。

1週間が終わった曜日彼氏。
これからどうなっていくのでしょうか。
森田 まゆ
森田 まゆ
心臓もたないよぉ…
ドキドキな曜日彼氏が来週もやってくる。
私に恋心は芽生えるのかな?

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ペリドット
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いろんな人に読んでもらえるようなお話しを考えていきたいです(•'-'•)
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