SIDE ウヌ
あなたの家を出てため息をついた。
そう、彼女がいるというのは、嘘だ。
何故そんな嘘をついているかと言うと、
はっきり言うと、あなたが好きだから。
何言ってんだこいつ!?と思うかもしれない。
でも事実なんだ、この関係が始まったとき、俺は彼女の相談と言ってあなたに頼んだ。
〈回想〉
オレ達は同じ会社に勤めている同期だった。
会社の中では1番仲が良く、よく2人で飲みに行ったりした。
俺は優等生になるのに疲れていたんだ。
悪い子になりたかった。
俺は彼女を誘い居酒屋に行った。
そう言って俺は飲ませまくった。
彼女は思いのほか早く潰れて、俺の家まで連れていくことにした。
かわいい寝顔で、声を出したあなたは俺には毒だった。
あなたに何かをする前に起こそうと思い、肩を揺さぶった、、その時だった。
彼女は俺にキスをした、俺は理性を保つことが出来ず…
んっ…ちゅっ、、♡
そのまま最後までヤってしまった
それが俺達の始まり、そして俺の恋が叶わないものとなった瞬間…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!