平日練習が終わったあとのマネ室で
こうたに恭大の相談をしていました
そんなこうたはニヤニヤしている
俺より頼りになるやついるだろ〜
とか言ってこうたの愚痴愚痴タイム開始
恭大が私の幼なじみだってことは
去年の夏から野球部のみんな知っている
当時はとても驚かれたけど今じゃ全然で
時々恭大が履正社高校に私を迎えに来ることがあっても
みんな白々しくしてるのみ
こうたといぶきはニヤニヤしながら
通り過ぎてくんですけどね……
そう思っていると遠くから海音が叫んでいる
自主練の助っ人探しをしていたらしい海音が
相談相手に加わりました︎︎︎︎︎☺︎
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うーん……そうだなあと言って
腕を組んで悩み始める海音
ほんとこーゆところ頼りになるよねキャプテン
こんな私の相談も真剣に考えてくれて……
早く彼女作って幸せになりなよ、海音
そういうこうたは練習で疲れたのか
いびきをかきながら隣で寝ている
こうたらしいけど……笑
5分くらい考えた末
海音が口を開きこう言った
ニカッと海音は笑う
……海音の白い歯が眩しすぎる。
しかも俺たちの女って言い過ぎやろ笑
⚠️こうたは寝言です
私、決めました!!!!!!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!