タッタッ
今恭大の家まで走ってます石坂です!!
私けいくんに言われてハッとした
やっぱり助けてあげなきゃって
話を聞いてあげるだけでも恭大にとったら
楽になるんじゃないかって思ったの
だから私なりに頑張って恭大を元気づけてあげるんや!!
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ピンポーン
恭大の家のインタホーンを鳴らす
さすがの幼なじみ
お母さんとの絆もバッチリです🌟
ガチャ
そう言って恭大の部屋の方向を指さした
恭大のお母さんはいつも優しくて
小さい頃からよくしてくれて
ほんとにお世話になってる
こうやって大きくなった今でも。
タンタンタン……(階段を上る音)
ここ、か。
コンコン
ガチャ
恭大の部屋に入ると
ベッドの上に座って雑誌を読んでる恭大がいた
私、もう、伝えるから
我慢してきたこと
悩んでたこと、全部、恭大に伝えるから
聞いてて_____
気持ちを落ち着かせるために
大きく息を吸って吐いた
そして恭大の目を見る
そう伝えたけど、恭大は口をつむったまま
突然恭大の口が開いた
恭大の目は真剣だった
私が助けるんだ___
ごくん
…………
ちょっとまて、
思わぬ方向へと逆転していく
……これってもしかして_______
…………
はあああああああああぁぁぁ!?!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。