第152話

♛︎ さよなら
16,064
2023/06/16 01:51
(なまえ)
あなた
ジュンオッパ!
 

名前を呼ぶとジュンオッパはゆっくりと振り返った。






悲しげな微笑みを浮かべたジュンオッパに申し訳なくなる。







ジュンオッパはきっと知ってしまったんだ。








ソヨンちゃんの目的を。








(なまえ)
あなた
…このままソヨンちゃんと
付き合うつもりですか?
ジュン
ジュン
え…なんでそれを知って…
(なまえ)
あなた
ソヨンちゃんに言われたんです
(なまえ)
あなた
ジュンオッパとくっつける条件で
私に何もしないって









(なまえ)
あなた
ソヨンちゃんになんて言われたんですか
(なまえ)
あなた
付き合うなんて間違ってますよ!
ジュン
ジュン





ジュン
ジュン
僕、別に平気だよ
ジュン
ジュン
ソヨンと付き合ったって、平気
(なまえ)
あなた
何言って…
ジュン
ジュン
だって、好きじゃないんだもん









ジュン
ジュン
ソヨンと付き合ってもそこに好きって
気持ちは無いから
ジュン
ジュン
意味なんて生まれないし
(なまえ)
あなた
けど、…つきあってるからって
変に利用されるかもしれないんですよ?
ジュン
ジュン
そうだね、それはあるかも
ジュン
ジュン
だけど、僕はね




ジュンオッパは微笑むと私をギュッと抱きしめた。







不思議とドキドキはしなくってなんだか暖かかった。









親友とハグした時のような優しさがそこにはあった。







きっと、ジュンオッパの優しさがこの時現れてたんだとおもう。





ジュン
ジュン
幸せを壊したくないんだ
ジュン
ジュン
こうやって抱きしめられる距離に
あなたがいて
ジュン
ジュン
メンバーも笑ってて







ジュン
ジュン
そんな状況が続いてくれるなら
僕が犠牲になったって構わない
ジュン
ジュン
だから、














ジュン
ジュン
僕たちから離れないで
(なまえ)
あなた
ジュンオッパ…









…最初はこんなに仲良くなるつもりなんてなかったのに。











また刺されるんじゃないかって1人で怯えて
冷たくして突き放して…









メンバーにどう思われたっていいや、って思ってたのに。












今は、みんなに嫌われたくない。












みんなと離れたくない。












こんな風に思う日が来るなんて
思ってもなかった。






(なまえ)
あなた
ジュンオッパ…
(なまえ)
あなた
ごめんなさい









(なまえ)
あなた
私、ジュンオッパを犠牲になんて出来ないや
(なまえ)
あなた
ごめんなさい…
ジュン
ジュン
なんで…謝るの…?








…ほんとに、思いもしなかったな。













復讐よりも、大事にしたいことができるなんて。











ずっと復讐のために生きていくんだって思ってたのに。














…良かった、SEVENTEENに出会えて。












(なまえ)
あなた
さっき、私のこともミンギュオッパのことも
大好きって言ってくれましたよね
(なまえ)
あなた
私も、メンバーの皆さんのことが
大好きです
ジュン
ジュン
どうしたの、急に…
ジュン
ジュン
いつもはそんなこと言わないじゃん…













(なまえ)
あなた
…ただ、感謝を伝えてるだけですよ
(なまえ)
あなた
私も大好きだからジュンオッパを犠牲になんてできません
(なまえ)
あなた
だから、ソヨンちゃんと付き合うなんて
言わないで下さい









ジュン
ジュン
でも…そうしないとあなたが…
(なまえ)
あなた
大丈夫ですㅎ
(なまえ)
あなた
とっておきの作戦があるんでㅎ
(なまえ)
あなた
私がユナマネージャー追い出したの
忘れたんですか?ㅎ
ジュン
ジュン
覚えてるけど…






(なまえ)
あなた
だから、私は大丈夫です
安心してください
(なまえ)
あなた
ジュンオッパは自分を大事にしてください
(なまえ)
あなた
ね?







ジュン
ジュン
うん…分かった…
(なまえ)
あなた
良かったㅎ
ジュン
ジュン
ほんとに…大丈夫なんだよね?














(なまえ)
あなた
………………















(なまえ)
あなた
はい、大丈夫です、









…ごめんね、ジュンオッパ







ごめんね、みんな











いままで優しくしてくれてありがとう。









私はもう、みんなに迷惑かけたくないから。







だから…






































































さよなら。
















































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