今日は本当になんにもない
のんびりとした休日 .
映画鑑賞をする約束をしていた彼は
まだ寝室にて爆睡している .
だから私は起こしに
ゆったりとした足取りで彼の元へと歩く .
もうお昼になっちゃいそうだけど
元々仰向けで寝てたのに
私が声を掛けたからか
向こう側を向いてしまったハンソル .
この方が私の一応彼氏さんであるですが
かなりマイペースでマイペース .
それが私からしても
楽だったりするんですけど …
大丈夫かなぁ …
映画はいつでも見れるからいいけど
ちょっと早く起きて欲しい気もする …
私はとりあえず彼が
羽織っている布団を剥がして
と , 声をかけてみる .
そうすればそれは嫌なのか
寝癖を爆発させたまま
足を引き摺って洗面所へ向かうハンソル .
可愛いなぁ , なんて思いつつ
お昼ご飯の準備をする .
用意するもの全てが二人分なのが
最近の幸せな気がする .
昨日の夜遅くに寝た訳でもないのに
今日は起きるのが遅めだったね .
まぁ私が朝から起こさなかったのも
原因のうちの一つなんだけど .
いただきます , と手を合わせた彼は
もぐもぐと私の作った朝ごはんを
早々と胃に流していく .
私も彼の後を追って
手を合わせて挨拶をする .
我ながらご飯は美味しく作る方だと思う .
そう言って親指を立てたハンソル .
こうやって態度に出してくれるのか
私からしたらすごく嬉しかったりする .
もぐもぐする姿は本当に小動物みたい .
背も低いわけじゃないし
筋肉だって程よく着いてるのに
どうしてこんなに可愛らしいんだろう ??
一体なんのお礼なのか .
ハンソルはまだ寝ぼけたまま
寝癖をぴょこぴょこさせて微笑んだ .
私がそう返事をすると
しばらく黙り込むハンソル .
ご飯を食べる手は止まらないけれど
目線はどこを見てるのか
分からないまま固まってる .
多分見たい映画決めてるんだろうな …
まっすぐ私の目を見つめて
そう漏らしたハンソルは
手を合わせて ご馳走様でした と言った .
かなりの速さで食べ終わったハンソルは
スタスタと自室に戻って行った .
いつあんな言葉が飛んでくるかなんて
身構えているわけないんだから
私はさっきの些細な言葉に勿論やられた .
元々ハンソルがそんなに大きな
愛情表現をしてくることがないから
余計ドキドキしてる ,
着替えが終わったハンソルは
攻撃にやられて放心状態な私に
そう声をかけてくれた .
少しは仕返しできただろうか .
私が残りのお昼ご飯を口に詰め
ご馳走様でしたとリビングを飛び出る .
だから , ハンソルのその声が私に
届くことは無かった .
けど , ハンソルはあの後
コンビニに行くほんの少しの距離なのに
ぎゅっと私の手を繋いでくれた .
たまに来るマイペースな彼からの
愛情表現なるものが
ぱんち強すぎて困っています .
リクエストありがとうございましたっ !!
ばのんちゃん … !!
上手くかけたでしょうか …
最後が納得いかない … !! (
それにしても遅すぎてリクエスト消化が
間に合ってなくて色々申し訳ないです …
自分のしたリクエストどれだ … ??
ってなるくらい待たせてしまってることに
なんだが罪悪感しかないです …
ご期待に添えれてたら嬉しいです !!
素敵なリクエストありがとう ~~~ !!!
いつもありがとうございます 🙇🏻🤍
RuI .
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。