第29話

 # 難問 / 도겸 
3,286
2022/12/15 13:43




 도겸 
 도겸 
 あ ~ もうわかんない ~ っ  !! 




   そう小さく声を上げては

   机に突っ伏したドギョムさん .




   私たちは今図書館にてお勉強中です .



   何故ならば地獄のテストが

   近付いているから …




 도겸 
 도겸 
 あなた , …
 これどうやってやるの … ? 
 나 
 ん ~ と , … ドギョマあのね 
 こっちじゃなくて
 こっちの公式使うの 
 도겸 
 도겸 
 … 紛らわしいなぁ , !! 
 도겸 
 도겸 
 ありがとうっ 




   テキストにいらいらした様子を見せながら

   しっかり感謝を述べては

   また机に向かう .



   ドギョマはやれば出来るから

   やった方がいい!伸びるよ!



   と , 声をかけたところ

   あなたが僕を伸ばしてくれ , という

   訳分からないセリフで

   勉強に付き合わされているのです





 도겸 
 도겸 
 何が違うのさ ~ … そっくりなのに , !! 
 나 
 何が違うんだろうね ~ ㅎㅎ 
 도겸 
 도겸 
 酷いよこんなに公式作って … !!
 1個で全部叶うようにしてよ ~ … 
 나 
 無理なんだな ~ それが 




   う" ~ う" ~ 唸りながら

   ただひたすらににらめっこ .



   なんか … 可愛い , ㅎ





   元々友達としてよく話していたけど

   ミンギュやミンハオ , 私の友達を

   間に挟んで大人数でいることの方が

   多かったからか ,


   ドギョマと2人きりが少し不思議 .




   それでいて2人きりにならないと

   分からない彼の一面も見えた気がして

   ちょっと嬉しくなる .





 도겸 
 도겸 
 あなたはなんで 
 そんなに勉強できるの ~  
 나 
 なんでだろう … ? 
 도겸 
 도겸 
 … 生まれ持ったのかな !!!? 
 나 
 そうかも ?? ㅎㅎ 




   ついつい豊かな表情が面白くて

   笑みを漏らすと黙り込むドギョム .





   下を向いては息を吸った彼は

   顔を上げた直後 ,




 도겸 
 도겸 
 っいいなぁ ~ !! 
 나 
 ちょ , ドギョマっ 



   図書館だというのに

   大きな声でそう言った .




   気付いた頃にはもう遅く ,

   彼が口を抑えると同時に

   " お静かに " なんて注意されてしまう .





 도겸 
 도겸 
 しー , だよね … !! 
 나 
 うん , しーだよ ㅎ 




   顔を見合せてそう言い合うと

   段々と笑いが込上げる .



   2人して声を殺して笑って

   今までとは何だか違う楽しさに見舞われる .




 도겸 
 도겸 
 … ねぇ あなた ? 
 나 
 ん ~ ? わかんないとこあった? 
 도겸 
 도겸 
 あった 




   暫く黙り込んで学習を

   続けていたかと思いきや

   突然声をかけてきたドギョマ .



   そんな彼のわからないところが何処か

   知らせてもらうのに待っていた時




 도겸 
 도겸 
 なんか … ぐるぐるして 
 モヤモヤして
 도겸 
 도겸 
 キューってなって 
 パーってなって
 도겸 
 도겸 
 日に日に会いたいが増す魔法の名前 
 나 
 … ? 



   彼はワケわからないことを言い出した .





   そんな問題どこにもないぞ … ?



   私は素直にドギョマに首を傾げる .



 도겸 
 도겸 
 あとほんの少しで分かりそうなんだ 
 나 
 そう , なんだ … ? 




   ヤバい … 何の話だ … ?


   私は思考をぐるぐるとひたすらに回す .

   けれどもどこにも

   そんな魔法の答えなんて書いていなくて

   ましてや聞いたこともなかった .




 도겸 
 도겸 
 テキストもノートも片付けて 
 図書館今すぐ出よう
 나 
 え , ちょっと … !! 




   私のテキストとノートを閉じては

   筆記用具までもを筆箱に仕舞い始める .




   自分の分も綺麗に片付けたあと

   私の方にやってきてゆっくりと

   間抜け面な私の手を取る .




 도겸 
 도겸 
 今から僕の答え合わせに付き合って 
 도겸 
 도겸 
 テストはまだ先だから 
 勉強会はおしまいっ
 도겸 
 도겸 
 デートに変更です 




   ニカッと笑っては

   強く握った私の手を引いた .



   訳も分からないまま図書館から飛び出して

   見えた外の景色はなんだか


   いつもよりキラキラして見えた気がした .





   もしかしたら私にはもう

   答えがわかっていたのかもしれない .



   気付けば彼の手をぎゅっと握り返していた .









   リクエストありがとうございました 🙇🏻🤍



   何でもかんでも恋愛系にしてしまうので

   勉強会要素がない気がしますが

   ご期待に添えれてたら嬉しいです …

   追記:なんか言葉選びとか表現が
        意味不明な気がして面白みがない気がします…
        めちゃくちゃ申し訳ないです … !!



   素敵なリクエスト
 
   本当にありがとうございました ⸜❤︎⸝‍

   また機会があればお願いします🙇🏻⋱




   いつもありがとうございます🙇🏻🤍


   RuI .



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