「休み取れたぁ〜」
「飲み会行けそうか?」
「行くよ」
「じゃあ、ゼロの家に行くか」
「あいつら、大丈夫か?」
「えっ、じゃあ私、迎えに行こっか?」
「いや、大丈夫だろ」
「あ、じゃあ私、下で待って一緒に上に上が
っていくよ」
「悪いよ」
「ううん、やることあったし、大丈夫だよ」
「いや、、、はぁ、ありがとう」
「ふふっ、どういたしまして」
「じゃあ先にゼロと俺で上がってるね」
「うん!」
「ここか?」
「うわっ、」
「まぁ、すごいわね」
「あぁ、」
あ、あの声は研二達かな?あ、あってた。
良かった。間違えたらやばいからな…
「おっ、やっほー」
「一花先輩待っててくれたんですか?」
「うーん、内緒」
「あなたが一花さんなのね?」
「うん!そうだよ、ナタリーさんよろしく
ね!っと、行くよ」
連絡を入れて、零の部屋に向かったのだ
「ここだよ」
「げっ、扉がやばいな」
ピンポーン
「来たよ」
ガチャ
「いらっしゃい」
「よしっ、自己紹介しよっか、」
「安室透です」
「緑川光だ」
「知ってると思うけど、改めまして、航の従
姉弟の鈴木一花です」
「ナタリー・来間です。」
「よろしくねナタリーさん」
「えぇ、よろしく一花さん」
「さてと、自己紹介もおわったから、飲も
う!!」
「ぶはっ、おま、いきなりすぎますよ」
「陣平って、敬語だったり、タメ口だったり
ごちゃごちゃだよね」
「タメ口でいいのに」
「じゃあそうさせてもらうわ」
「で、何飲むんだ?」
「うーん、ウイスキー」
「ウイスキーの?」
「うーん、何がいいかな?適当にとったやつ
飲もっかな?」
「あー、はいはい」
「美味しい」
「良かったです」
「ナタリーさん、今度一緒に料理しよう」
「いいわね!」
「予定立てとくね」
「よろしくね」
こうして、飲み会は終わったのだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。