第20話

大丈夫ですか?
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2020/11/19 15:00






「あちゃー、入院って大丈夫なの?」

「大丈夫ですよ」

「担当さん無理しないでね」

「一花さんもですよ」




「あれ?小五郎さん」

「一花じゃんか」

「小五郎さん、お久しぶりです」

「元気だったか?」

「元気ですよ」

「ところで、何かあったのか?」

「あぁ、少し知り合いが入院しまして」

「なるほどな」

「小五郎さんは?」

「えり、妻がな」

「なるほど、」

「小五郎おじさん!」

「こら、ボウズ」

「あ、一花さん!」

「久しぶりだね蘭」

「お久しぶりです」

「元気だった?」

「元気です」

「一花お姉さんはどうしてここに?」

「知り合いのお見舞いだよ」

「あれ?コナンくんと知り合いだったんです

か?」

「たまたまね」

「あれ?毛利先生じゃないですか」

「何しているんですか?」

「どこか具合でも悪いんですか?」

「ちょっと女房がな…」

「お前は何でここに?」

「知り合いが入院してるって聞いてみまいに

来たんですがいつの間にいなくなったみたい

で」

「一花さんは、どうしたんですか?」

「私も知り合いが入院してしまいまして」

「へぇー、そうなんですか」

「ところでコナン君は前にもここに来たこと

あるって看護師さんが言ってたけど…」

「知ってるかな?」

「楠田陸道って男…」

「誰それ?」

「知らないよ?」

「実は、その男にお金を貸してて返して欲し

いんだけど」

「ホントに知らないかい?」

「うん!」

「君はすごいね…」

「一花さんは知っていますか?」

おいおい、私に振るなよ

なんで、私に聞いた??

「いや、分からないな」

「写真とか特徴とかなんか、ないの?」

「毛利先生や蘭さんならどうですか?」

「突然名前を出されて「知ってるか?」て聞

かれたら…」

「そりゃーまぁ、一花みたいに…」

「私もお父さんや一花さんみたいに答えま

す」

「そう、大抵な人は、自分の記憶に絶対的な

自信はないんです…」

おいおい、零大人気ないぞ

コナンめっちゃ可哀想じゃんか

「だから普通はNOと言う前にその尋ね人

の名前以外の情報を知りたがる…」

「君はすごいよ!

名前だけで知らない人だと確信できるだか

ら…」

「…」

「ガキの言うことを真に受けるなよ…

会った事があっても名前を知らない奴はザラ

にいるし…」

「あだ名とかしか、知らないやつもいるから

よ…」

「3!」

「2!」

「1…」

「ゼロー!!」

「…!!」

「!!」

「お母さん、エレベーター来たよ!!」

やってしまった…

私も思わず振り向いてしまった。

「ん?どうかしたか?」

「あ、いえ…」

「多分私が振り向いたから反射的に振り向い

たんだと思いますよ。ですよね安室さん?」

「えぇ、少し反射的に振り向いてしまっ

て…」

「一花お姉さんはどうして振り向いたの?」

「あぁ、私の1個下の幼なじみにゼロってあ

だ名がいたからね…今はなかなか会ってない

けど、ま、元気なら別に気にならないけど

ね」

「そっか…」

誤魔化せたかな?

原作は、たしか、透が透けるとかで誤魔化し

てたっけ?

曖昧だな…











事件起きる前に止められてよかったな。


いやぁー、少し話したんですよ

そしたら、納得してくれて、事件が起き無か

ったんですよ。

よかった、事件が起きなくて








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