そんな感じで今日はじめましての人の家に来てしまったけど…
"どんくさいな"って
優しく笑ってバスタオルと服を渡してきた
お言葉に甘えてシャワーを浴びて
かなり大きい服を羽織って
部屋に戻った
めんどくさい質問に
彪雅くんは、タバコに火をつけながら答えた
グゥゥゥ
最悪だ。
初めて男の人の手料理食べたのも貴方でした。
あー。何でかな
自然に涙が零れるの。
泣きたいわけじゃないのに。
彪雅くんは、黙って背中をさすってくれた。
話し出したら言葉と涙が止まらなかった
辛いよ
かなしいよ
寂しいよ
つい言ってしまった言葉に
ハッとした
でもその時にはもう遅くて
気づいたら彪雅くんの腕の中にすっぽりと
おさまっていた。
そう言って彪雅くんは
優しくキスをした。
私の初めてのキス
ファーストキスも貴方でした。
私はじめましての人とシちゃうんだ…
でもいい。
誰かに必要とされるなら…いい…。
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♥️ × 5
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。