第2話

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2021/09/28 02:21
あなた
お邪魔しまーす…
彪雅
彪雅
うん。実家だけどごめんな。
母ちゃん寝てるから静かに(笑)
あなた
あ、はい…




そんな感じで今日はじめましての人の家に来てしまったけど…







彪雅
彪雅
とりあえず、その服の泥んこどうにかしようか(笑)
あなた
すいません、これこけちゃって…




"どんくさいな"って
優しく笑ってバスタオルと服を渡してきた






彪雅
彪雅
シャワー行っといで
 





お言葉に甘えてシャワーを浴びて
かなり大きい服を羽織って
部屋に戻った






彪雅
彪雅
そういえばさ、なんて名前なの?
俺は彪雅!
あなた
あ、あなたって言います…
彪雅
彪雅
あなたちゃんね!
あなた
あの…
彪雅
彪雅
ん?
あなた
なんで1人なのかとか…聞かないんですか







めんどくさい質問に
彪雅くんは、タバコに火をつけながら答えた






彪雅
彪雅
俺からは聞かないよ
話したい時に話な?








グゥゥゥ










最悪だ。





彪雅
彪雅
ぷはっ(笑)
腹減った?(笑)
なんか作ってくるわ(笑)
あなた
…/////
すみません…///





初めて男の人の手料理食べたのも貴方でした。







あなた
おいしい…!
彪雅
彪雅
だろ?
意外と得意(笑)





あー。何でかな
自然に涙が零れるの。
泣きたいわけじゃないのに。








彪雅
彪雅
…。





彪雅くんは、黙って背中をさすってくれた。





あなた
もう…私には何も無いんです…っ。
彪雅
彪雅
…ん?
あなた
パパもママも死んじゃって…。
いじめられてたから友達もいない…
もう、これから先1人なんだよ…






話し出したら言葉と涙が止まらなかった





辛いよ






かなしいよ






寂しいよ










あなた
…けて…
彪雅
彪雅
…ん?
あなた
助けてよ…









つい言ってしまった言葉に
ハッとした



でもその時にはもう遅くて
気づいたら彪雅くんの腕の中にすっぽりと
おさまっていた。






あなた
ひゅが…くん…っ
彪雅
彪雅
もういいから。
喋んなくていい。





そう言って彪雅くんは
優しくキスをした。









私の初めてのキス
ファーストキスも貴方でした。








彪雅
彪雅
もしかして…ハジメテ?
あなた
…コクッ
彪雅
彪雅
優しくスるから…








私はじめましての人とシちゃうんだ…

でもいい。
誰かに必要とされるなら…いい…。












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