第8話

体育
246
2018/10/18 13:32
先生
今回、生徒会立候補者が一人も
いなかったから、お前らの人気投票
で生徒会を決めるぞ~
クラスのみんな
え?マジ?そんな適当?
先生
まさか。適当じゃない。先生は
いつだって真剣だ!
クラスのみんな
...
先生
な、なんだ...その疑わしい目は...
クラスのみんな
疑わしいです...
私
あはは...
今週は、生徒会役員選挙を行う予定だたんだけど、
立候補者が一人もいなかったから、中止になった。
昼間 麻白
昼間 麻白
ねぇ!夏々!
私
な、何...?
昼間 麻白
昼間 麻白
人気投票だって!燃えるね!
私
そ、そうかな...?
昼間 麻白
昼間 麻白
そうだよ!燃える!
票、夏々に絶対入れる!
私
えぇ⁉私に入れちゃっていいの?
私がそう聞くと、麻白がドヤ顔で
昼間 麻白
昼間 麻白
勿論!
と答えた。...ドヤ顔する必要あった?
私
じ、じゃあ私は麻白に入れる!
昼間 麻白
昼間 麻白
えぇ⁉わ、私なんかに入れるの?
もっといい人いるよ?
私
麻白がいい!
昼間 麻白
昼間 麻白
そ、そっか...!
あ、照れた。
昼間 麻白
昼間 麻白
あ!そういえば!
突然、麻白が手を叩いてそう言った。
昼間 麻白
昼間 麻白
次、体育!早く着替えないと!
私
あっ...!
その事をすっかり忘れてた...。
早く着替えないと遅れる...!
昼間 麻白
昼間 麻白
更衣室までダッシュだ!
私
うん!










─────────────────────────────────







私
ハァ...
昼間 麻白
昼間 麻白
な、なんとか間に合ったね...
私
う、うん...
先生
今日は、チャイムが鳴るまで
校庭を走るぞ!
クラスの女子
えぇー
先生
「えぇー」じゃない!
クラスの女子
...
昼間 麻白
昼間 麻白
走るのか...
私
麻白、走るの嫌いなの?
昼間 麻白
昼間 麻白
うん。苦手じゃないけど、あまり
好きじゃないんだよね...。
私
そうなんだ...
私は嫌いじゃないんだけどな...。
先生
位置につけー。始めるぞー。
最初の位置につく。
そして、一回だけ深呼吸をする。
私
よし...!
先生
始め!
皆、一斉に走る。そして、一周終わる頃には
順位がついていた。

...え?私?私は...

















1位。
昼間 麻白
昼間 麻白
な、夏々速い...!
息を切らせながら麻白が後ろで私にそう言った。
私
ご、ごめん...。
私はよく、ノロマとか言われるけど、実際は
運動はできる方だと思う。
足は速くないけれど、体力と肺活量はある。
先生
あと少しでチャイム鳴るぞー。
頑張れー!


















キーンコーンカーンコーン







チャイムが鳴る。
昼間 麻白
昼間 麻白
や、やっと...終わっ...た...
私
すごい息切れてるけど、大丈夫...?
昼間 麻白
昼間 麻白
大...丈..夫...。ていうか...
息..切れて...ない..夏々が...
おか..しい...
私
そ、そうかな...?
昼間 麻白
昼間 麻白
うん...
私
と、とりあえず、教室戻って
少し休もう...!
昼間 麻白
昼間 麻白
そう...だね...









バタッ







教室に戻ろうとした時だった。後ろで
人が倒れる音がした。その音が気になって
振り向くと、私がよく知っている
ある人が倒れていた。

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