悟の言葉を聞いた瞬間、ずっと我慢していた涙がブワッといっきに溢れ出た
『ゔぅ、ゔぅ、ゔぅ、うわあああああああん』
恥ずかしいくらいに泣いた
五「ブッサイクだなあ〜(笑)」
『本当に、1人にしない? グスッ』
五「あぁ、しねーよ、約束だ」
『ッッッッ!!!うん!!!約束!!!』
泣き腫らした目を擦り笑顔で応えた
きっとこの約束はずっと守ると思っていた
なのに_______
数ヶ月後
『ねえ、使用人さん、悟はいつ帰ってくるの?」
使用人「すみません、私にも分かりません」
『そーなんだ、ありがとう』
使用人「お役に立てず申し訳ございません」
『大丈夫!!』
そう、お察しの通りこの1ヶ月悟が帰ってこない!!
さっき使用人さんには大丈夫って言ったけど本当は全然大丈夫じゃない、寂しい、しんどい、会いたくてたまらない
初めは我慢できたけど、もう無理!!
だから、私無断で高専に行こうと思います!!
歩きで!!
何度か車で行った事あるし大丈夫!!と言う事で明日行きます!!
これで私が怒られても悟が悪いんだし!!!ふん!!
________翌朝
よし、準備完了!!使用人さんに見つからないように、、、、、、いけた!!!よしいこ!!!
『............迷った、ここどこ』
やばいです、あともうちょっとのはずなのに!!
そして、後5分で着くところを20分彷徨い、やっと見つけました
『着いたあああ!!!!はあ、はあ、はあ、』
めっちゃ疲れた、
一休みしてから高専の門をくぐった
おっきい校舎が見えて、うきうきの私は悟を探すために走り出した
それから5分程探していると、聞き覚えのある声が!!悟だ!!いた!!!
『さとr.........................へ?』
思考停止した
そこには____________
善「悟くーん!!!」
五「お、善!!どうした〜?」
善「ううん!何もない!呼んだだけ!!」
五「なんだよこの野郎〜!!」
悟が善という幼い女の子と戯れていた
即座に壁に隠れた
目尻が熱くなった
泣きそう
なんで
どうして
その子と戯れるためだけに、1ヶ月帰ってこなかったの??その子の方が好きなの?大切なの?
私との約束は?ずっと一緒いるっていったじゃん
なんで______________
でも、私は諦めなかった
約束は、、、約束だから!!
だから何日もそこで野宿した、本当に私はその時身体も精神も死にかけていたと思う
雨の日、高専の校舎で雨宿りをしていたら1人の女性が私の元へ来た
その人は家入哨子と言った
家「お前いつまでそこにいるつもりだ?」
『え.....?』
家「お前五条の何かだろ、顔ちょっと似てる」
『へ、、うん、』
家「で、?どーしたんだ」
『............言わないで、、、悟に言わないで!!』
家「いいぞ、『え?いいの?』言わないで欲しいんだろ?とりあえずここ寒いからついてこい」
『あ、はい.....』
連れてこられたのは、家入さんの寮部屋だった
家「これで頭拭け、寒いだろ、風呂いれてやる」
『はい、ありがとうございます』
涙が出そうになった、でも我慢した
お風呂から出て、家入さんの服を着た、大きい
『ありがとうございます』
家「ああ、ここ座りな、話きいてやるよ」
その瞬間涙が溢れ出た、私にもよく、わからない
家入さんは無言で私を抱きしめてくれた
もっともっと涙が溢れ出た
きっと私は泣き虫なのだろう
______________________
どうも、ハーブです!!🌿
なんか変な所で切ってしまいごめんなさい!!
これからも頑張ります!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。