第6話

4 過去編
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2021/03/25 15:07
物心つく前に私の両親は死んだ


それで私は五条家の分家だったため、本家に引き取られた


だからずっと悟とは小さい頃から一緒だったんだ




そう、ずっと一緒だったの_________



___________なのに



_東畑善_
あいつが現れてからは一緒にいる時間はほとんどなくなった




あなた4歳 悟18歳


『ねえ、悟〜、私のパパとママってどんなんだったの』


五「しらねーよ、」


悟はいつもそうやって誤魔化してた


教えてくれたっていいのに、


でも、悟はきっと、幼い私が親に会いたくなって、でも、会えない寂しさからくる涙を流させたくなかったのだろう


なのに、私はその思いやりを無にしてしまった____________




高専は寮だから悟が帰ってくるのは週一程度


ある日、珍しく悟が帰ると連絡を入れ、私はいつも以上に嬉しくなってはしゃいでいた


帰ってくるまで待ちきれなくて


騒いでいたら、ガンッと音が鳴り、自分が棚にぶつかったんだと分かった、その衝動でからか、1つの紙切れが落ちてきた、見てみると、



私は鳥肌が立った



写真に映る2人の男女が私にとても似ていたから



幼い私でもわかった____________



______________私の両親だと



私は会いたくなった、でも会うことは叶わない辛さ、悲しさ、寂しさは幼い私には耐えられなかった



______________________


どうも、ハーブです!🌿

過去編!!!楽しいです!!










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