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第6話

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「で、あなたの名字さん。聞きたいことと言うのは、例の呪霊の件でよろしいですか?」
「ええそうよ、七海くん」
「、、、、」

















私に会いに来たあのつぎはぎ呪霊と対峙した七海建人と虎杖悠二は、無事生還した。談話室のソファに腰を掛ければ七海くんが早速、本題に入った。私としては七海くんともう少し雑談したかったのだけど。
一方で虎杖くんはというとあきらか元気がない。
虎杖くん、大丈夫?
と聞こうとしたら、何も聞いてもいないのに七海くんが呪霊の戦闘スタイル、領域展開、一般人の改造、とにかく悪趣味だと話した。


「あなたの名字さん、あなたもあの呪霊と戦ったのでしょう?なぜ報告に何も情報がなかったのですか」
続けて話す七海くんの声色に少しだけ怒気が含まれているのを感じ取れた。
報告は正しく行った。つぎはぎ呪霊と戦ったと言っても、ただ私の一方通行だったから何も情報がなくて当たり前。と言い訳の一つでも言ってしまおうかと考えたけど面倒になって止めた。






「言ったらきっと七海くんは、怒るかもね」
「何ですか」



「ただお話して、家に帰しただけよ」
「家に帰したって、アンタ!!!!」
「虎杖君、やめなさい!」
あまりにも簡潔過ぎたか、と気づくより先に虎杖くんがバッと立ち上がり、私を睨みつけてきた。七海くんに制止され、そのまま談話室から出ていってしまった。






「、自業自得ですよ。あなたの名字さん」
七海くんは、ですが私も聞き方が悪かったですね、すみませんと謝罪して、ため息一つこぼすと虎杖くんに続き談話室を出ていった。












私は悪くない、何も。
二人が居なくなった部屋にポツリ、愚痴を吐き出した。



その声、言葉は私にすら届かないほど小さな声だった。