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第3話

今宵の月はやけに明るかった。



自室に飾る花を探しに、高専近くの森へ足を運んだ。この辺りには、白くて小さい私のお気に入りの花がたくさん咲いているのだ。
「あった。」
今日も容易に見つけることが出来て、その花を摘むため腰を下ろそうとした時だった。













「どちら様?」
「わあ、気配を消してたのに、バレちゃった!」
久しぶりに感じる強い呪力の塊に、少しだけ驚いた。
言葉を難なく使いこなしてる所をみると、知性は高い様なのだけれど、口調はどこか子供みたいで、不思議な呪霊も居るもんだなと思った。



「ねえ、魔女さんーこっち向いてよー!」
「、私に何か用でもあるの?」
私の楽しみを邪魔してまで、アポ無し訪問して来るんだから、さぞかし大切な用事でもあるんでしょう?
と振り返れば、月明かりに照らされ暗闇の中から見えてきた相手は、ニヤリとした表情を返してきた。





「殺りあおうよ!君とは楽しく殺りあえると思ってたんだ!それで、キミがまけた、ら

「負けたら、なぁに?」
「な、!」
ニヤニヤと不愉快極まりない顔を拝みに近づいたら、素早い後ずさりを私に見せる。
あなたの言葉の続きをまだ、聞いてないの、と、再び目の前に詰め寄った。
「負けたら、何なの?言ってみようか?」
つぎはぎだらけの呪霊の顎を掴んで、人差し指を呪霊の口内に突っ込んだ。
「!!!!」
私の人差し指の先端から、呪力を凝縮させた小さな黒い粒を2、3個舌の上に落とした。
落ちた黒い粒がじわり、と舌の上で溶けだした様だ。つぎはぎの呪霊は終始、抵抗しようとしていたが全身が硬直し動けなくなっていた。唯一出来た抵抗は、私を睨みつける事くらいだ。

このままじゃ「負けたら、」の続きが聞けないわね、と気づいた。
もう仕方ないかと、掴んだ顎をそのまま、強制的に閉ざし飲み込むように、促した。








それはそれは、聖書に出てくる聖母を真似た微笑みで。






「良い子だから、ごっくんしてみようか?」