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第10話

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ゴーン、ゴーン、、
教会の鐘が、夜の街中に鳴り響いた。20回なると一瞬の静寂ののち









「これより第664回異端審問を始める」
その一声はそれほど広くもない部屋の隅々にまで始まりを告げた。
部屋には身なりの整った男性が十数名居て、女は床に座らされている。

「■■■家の嫡男を言葉巧みに誑かし、金品をだまし取ったというのは本当か?」
「私はそんな事はやっていません!私はその方に交際を申し込まれましたが、お断りしました、なので何も、


無いです。
と言い終わる前に、口々にあれの言うことは嘘だ!あれの言葉を信じるな!罪を自白させるまでもっと拷問させろ!と言い合っている。







「嘘などついても良いことなど何一つありませんよ、罪を認めるというのであれば、“処刑”はしません」
ある一人の男は優しい口調で、女を諭す。
それでも女は自分には何もやましい事などないと言い続けた。



“そうですか、、”
と優しい口調の男は諦めのような声を出し、ならば仕方ありませんね




「やはりあなたは魔女のようだ。改悛かいしゅんしなければあなたに残された道は唯一つです。あなたの魂は断罪されなければなりません。」
と言い冷たい眼で女を見下ろした。まるで汚物を見るかのように。
























最後にあの男の言葉を思い出す。
「一週間、もう一度猶予を与えましょう。その間に改悛しなければあなたを火刑に処す。」

長い間狭い牢屋で過ごした女は、もう疲れ切っていた。いくら“私は何も悪くない”と訴えても聞く耳持たずで、一方的にお前が悪いと言われ続けたのだ。
頭がおかしくなった。もう死んでしまったほうが良いかもしれないと。そう思う事が増えていった。




























____、、、
最近毎日の様に夢を見るようになった。しかも同じ夢。
そして目が覚めるたびに私の身体に、小さな火傷の痕を残していった。その火傷の痕はその日の内に治ってしまうため、特に気にしていなかった。



虎杖くんが謝罪しに来た今日はそのまま寝落ちてしまった。起きれば今日は手のひらが爛れただれていた。その手のひらを見つめていると

コンコン、とドアがノックされ、返事をすれば
「あなた、遅くにごめんね、ちょっと話があるんだ」
五条悟か、と警戒もせずにドアを開ければ





「、虎杖くん?、、、じゃないね。」
五条悟の後ろ、ニヤリとして立っている人物に警戒心を全開にした。