私は普段着に着替え直すと、リビングに向かった。
これはもうさすが以外の言葉が出てきませんね
そのあとご飯を食べて、食器をかたしにいくと
…すっごい気まずい!
というかはずい!
私はそのままなにも言わずに食器をシンクにいれると、莉犬とるぅとのところに行って
とほぼ無理矢理にこじつけてカードを見せた。
むしろやっていただけないと困ります。
私は一刻も早くこの場を離れたいがために提案をする。
そ、そういうもんなのか?
少なくとも、私の部屋には普通の男子が喜ぶようなものはないと思うんだけど…
…男になるとは?
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<ころんside>
どうしてこんなことに…
…ほんと、どうしてこんなことに…
ことの発端は数時間前。ぼくと南が鉢合わせてしまったところから始まった。
南は急いで(莉犬君とるぅとくんをつれこみ)部屋にはいったが、同じ家にいると鉢合わせる危険が高すぎる。
そこで僕は、急遽聡たちを集めてバスケを始めた。
しかし、僕たちが遊んでいるとチンピラたち五人組が入ってきて、どっちがコートを使うかもめているうちになぜか勝負することとなってしまい、一人足りないこっちが助っ人で南を呼んだ、という始末だ。
そこは一人で払えや。
そういうと、仲間の一人の蓮こと皆野蓮がしゃべった。
普段は寡黙であまりしゃべらずツッコミくらいしかしない蓮。ここでミステリアスな寡黙イケメンと裏では名高い蓮がしゃべったのは、意外だった。
…最後の一行がなければかっこよかったのに
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!