第8話

8話
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2020/06/26 12:52
雫野優羽
雫野優羽
いったい何があったら三人揃って閉じ込められるんですか?
尾田 南
尾田 南
い、いやぁ…
ちょっとそれは言えないって言うか…
ころん
ころん
ま、まあ!とりあえず、俺ら家に帰るから!
露田笹寧
露田笹寧
私もマジで帰らないとお母さんに怒られるから帰るわ
いきなりマジレスが来た。
あのあと、私は全てを話して
尾田 南
尾田 南
『この事は誰にも言わないで』
と言った。
理由は言わなくてもわかる。

なーくんたちに心配されるからだ。
特になーくん。あの人キレたら超怖い。

るぅとも察しいいし、若干心配性だしな…

莉犬は…うん。
なんか仲良くなれてない気がする…
まあ勿論ころんたちには止められたけど…
尾田 南
尾田 南
『まあ、まだ直接的に被害は受けてないし』
ころん
ころん
『おもいっきし受けてるけどな』
露田笹寧
露田笹寧
『なんなら私ところんくん、巻き添え食らってますよ』
尾田 南
尾田 南
『う…ごめん』
そのあと討論した末、今度落ち合って決めることになった(ダルいので割愛)
雫野優羽
雫野優羽
…南、大丈夫?
尾田 南
尾田 南
う、うん!大丈夫だよ、優羽
雫野優羽
雫野優羽
本当?ならいいんだけど…
…優羽にも気づかれないようにしないと。

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尾田 南
尾田 南
た、ただいま…
ころん
ころん
疲れた~、誰かさんのせいで
尾田 南
尾田 南
いやごめんって
ジェル
ジェル
おう!南、ころちゃんお帰り~
莉犬
莉犬
み、みみ南ちゃんお帰り!
玄関先で莉犬とジェルがお出迎えしてくれた
尾田 南
尾田 南
ただいまジェル、莉犬!今回は、ちゃんと言えたね!
私がちょっとしたいたずら心で言うと、莉犬は一瞬キョトンとしてそのあと顔を真っ赤にして帰っていった。
尾田 南
尾田 南
…悪いことしたかな…?
ジェル
ジェル
いや、ええんやで南
ころん
ころん
大丈夫、莉犬くんあれが通常運転だから
いやあれが通常運転はヤバイだろ
…まあいっか!莉犬には莉犬の事情があるんだろう
リビングにいくとるぅとが洗濯物を畳んでいた。
さすがるぅと。生活能力というか、その他の基本スペックが高い。
尾田 南
尾田 南
ただいま~
るぅと
るぅと
あ、南帰ってたんですね。お帰りなさい
ニッコリと微笑むるぅとは天使そのもの。
はあぁ。癒しだわ
るぅと
るぅと
そうだ。さとみくんがいないので食器の準備をしてくれませんか?
尾田 南
尾田 南
全然いいよ~
はあああ。天使ぃ(作者の私情が含まれています)
私が準備していると、さとみがかえってきた。
さとみ
さとみ
ああああああ!
尾田 南
尾田 南
おお、さとみどうしたの?らしくないよ?
さとみは私の言葉を無視してソファーにドカッと座り込んだ。
尾田 南
尾田 南
…ころん、さとみどうしたの?
ころん
ころん
なんか今日は怪我させちゃった女の子に会いに行くって言ってたけど…
尾田 南
尾田 南
それで何でこうなる?
ころん
ころん
さあ?
私ところんのコンビネーションが気に入らなかったのか、さとみは
さとみ
さとみ
ああああああああああああああ!
と雄叫びをあげた。
ジェル
ジェル
これはあれやな、落としたい女の子が好きな人とか彼氏がいたときの反応
尾田 南
尾田 南
へー。さとみチャラいねー
ころん
ころん
まあ、あの人ああ見えてモテるし、プライド高めだからね
そうなんだ。
さとみ
さとみ
絶対…絶対落としてやるからなああああ!
尾田 南
尾田 南
うっさ
ころん
ころん
ってか毎回こうなるとさすがに引くよ?
ジェル
ジェル
こんなんのどこがいいのかな~?
私たちの反応が同じ過ぎて、顔を見合わせて笑ってしまった。

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