"それは…"
そこで言葉を詰まらせたテヒョン
…頑張れ。
"怖かったんです。
armyの皆さんが僕から離れていくのが。
ただでさえ休止期間でarmyの皆さんが離れていくかもしれないのに
休止前に発表して嫌われるのが怖かったんです
僕は弱い人間なんです。
でも兵役から帰ってきた時に気づいたんです
僕のことを愛してくれるarmyは沢山いるって。
実は本当は結婚のことは隠しとおそうと思ってました。"
ここでまたざわめきが
"でもarmyの皆さんには嘘をつけない。
そう思いました。
確かに発表することでarmyは減るかもしれない
でも僕は僕のことを全て受け止めてくれるarmyを信じようと決めたんです。
これが僕の答えです。"
一瞬の沈黙の後
どこからが拍手が起こって
会場全体に広がった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。