コンコン __ ガチャ 。
「 ん … 、」
サァーッ __ 。
「 ん ん ... 、 」
コツコツ __ 。
「 ん … ん 、」
『 お嬢様 __ 。 』
「 ん ... 、 」
お目覚めの悪いお嬢様だな
「 ン ッ ... !? 」
『 おはよ 、 あなた 』
彼女の唇に優しく唇を重ねた __ 。
「 やま … 涼介 ? 」
『 御早う御座います 朝食の準備が出来てますよ 』
昨日の涼介さんと違う
まるで他人みたいで悲しかった __ 。
「 は 、 はい 」
急いで乱れてた服と髪を直し涼介さんの後を追った
『 どうぞ __ 。 』
「 あ … ありがと 」
大っきいドアを涼介さんが開けてくれた
入ると見たことないぐらい大っきい部屋が
《 あなた !! おはよ ! 》
「 美麗 !! 輝星 !! おはよ !! 」
なんか美麗と輝星の顔みて安心しちゃった (笑)
美麗の隣には伊野尾さんが立ってて
輝星の隣には髙木さんが立ってる
もちろん私の隣には涼介さんがいる
他の方々は一列に並んで立ってる
いかにも執事って格好をみんなしてる
すっごい格好良い __ 。
『 こちらです __ 。 』
「 う ん 」
薮さん岡本さん知念さん有岡さん中島さん八乙女さん
が並んでる前に誘導された
美麗と輝星も私の隣に誘導され
すると涼介さんが
『 Morning の時間です 。 誰にしますか 』
言われたことを理解するのに時間がかかった
「 え ッ ? 」
『 Dinner と同じ人は指名できない決まりですので 』
「 え ッ と ⋯ 」
涼介さんが良かったのにな 、
って私が悩んでる間に美麗と輝星は指名し終わってた
《 美麗 山田さんがいい 》
山 『 御指名 有難う御座います 』
美麗 ... 涼介さん か 、
《 輝星 は 八乙女さん 》
八 『 有難う御座います 』
山 『 あなた 、 誰がい ? 』
「 ... え ッと 、 」
誰を選べばいいの 、 もう分かんないよ 。
~ さぁ 、 君は誰を選ぶ ~
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。