a.m.9:30

女子寮の一室

a.m.12:30

ぐぅ、と腹の虫がなった

私はカバンをとって部屋から出ようとドアノブに手をかけた

私が扉を開いたと同時にドアの向こうから見たことのある人が倒れ込んできた

な、名前が出てこない…！
今は国じゃないって言ってたし、あんまり聞いたことの無い…フ…ぷろ？
ぷろ、せ…

部屋の前にいて何だか不審だったから手短に会話をおわらせて立ち去ろうとした。

ケセセ…としょんぼりしていたプロテインさんがこちらに向き直った

あなたはジトリとした目でプロイセンを見る

カーーン！



と大きな音が響いたあと、目の前で弁解していたプロイセンが倒れた

何かで殴られたようだ

そこいにたのは何故かフライパンを持ったハンガリーだった


ハンガリーはフライパンを振り下ろしたあと倒れ込んだプロイセンを見た

なんて優しいんだろう。
こんな人がフライパンで人を殴るわけないじゃないの

ハンガリーはじどーーっと見下ろすようにプロイセンを見た

無言でフライパンを持ち上げる

そうして私たちは食堂でお昼を過ごした。

…

正門前の広場

そんな話をしながら歩いていると、正門の方から聞き覚えのある声が聞こえてきた

そんな言い合いをしている3人の横を、なんともない顔で1人の生徒が通り過ぎようとした

振り返るとイタリア達だけでなくアメリカの姿も忽然（こつぜん）と消えていた

アメリカは既に生徒玄関の方まで走って言ってしまっていた

…

プロイセンがもごもごしていると、髪(？)がくるんとはねた生徒が話しかけてきた

手を振って別れたあと、私はイギリスに連れられて廊下を歩いた

3話目おわり

…