第34話

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2020/03/25 14:22
先生
38度5分…相当辛かったでしょ?
高熱が出ていたミニはすぐに帰ることになった。
先生
ミニ君、家に誰かいる?迎えに来て貰わないといけなさそうなんだけど…
ミニ
ミニ
えっと…
You
ミニのお母さんは家にいるはずです、私から連絡しますか?
先生
あら、ありがとう
熱で頭が回らないのか、言葉をつまらせたミニの代わりに私が答えた。先生は少し戸惑っていたが、すぐに笑顔になった。
You
「もしもし、おばさん?ミニが熱出ちゃって…迎えに来て欲しいんですけど…はい、ありがとうございます」…あと1時間くらいで来るそうです
先生
ありがとう、あなたさん。そろそろ、授業始まるから教室に戻りなさい
いつの間にかぐっすり眠っていたミニを見てから、私は保健室を出た
You
はぁ…
ユリ(友達)
あなた、そんなに心配?
教室に戻ってからも、ため息が止まらない私に、ユリが近づいてきた。
You
うん、だってミニが風邪ひくなんて…ほんとに珍しいんだよ
ユリ(友達)
今日は、学校早く終わるからお見舞いにでも行くんだよ…もー、心配性なんだから
You
うん、ごめんね?
不器用に励ましてくれるユリに謝って、授業の準備をした。

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