第18話

17 同期
889
2021/04/08 17:43
(あなたside)


起きてからも
頭の中は誠也のことばかり考えていて



何も手につかない







けど私の体は会社に行こうとしていた





朝ご飯は食べていない









会社に行く準備が出来て扉を開けた




トボトボ歩く私





途中轢かれそうになったけど
なんとか無事に会社に着いた






昨日から世界に色がないみたい













正門
「あなた!? えっどうしたん?」

『…正門?…』

正門
「正門ですよ? あなた?」









正門…正門…正門…








「えっちょっなんで泣いてるん?」

『正門…助けて…(泣)』

「えっちょ ホンマに何があったん?」

西畑
「あなた…? えっ泣いてるやん どうした?」

『西畑…(泣)』

西畑
「一昨日はあんな元気やったのに」

正門
「昨日なんかあったってこと…?」

西畑
「そうとしか考えられへんやろ」


小島
「おはよう…ってあなたはどうした?」

正門
「なんかわかんないんですけど 泣き出して」

西畑
「多分、今日は仕事出来そうにないです」




小島
「じゃあ、あなたは休みにさせて、心配だから2人も一緒にいてくれ」

正門
「えっいいんですか?」

西畑
「俺らの仕事は…」

小島
「そんなの誰かにやらせるさ」

2人
「すいません…」

小島
「ここじゃ落ち着かないだろ?
家にでも返してやってくれ」











(正門 side) 『』 ↩︎正門です









とりあえず、俺の車に乗せて、
俺の家へ
あなたの家に行こうと思ったけど
家 帰るよって言ったら
「嫌…」
と言われたんで、とりあえず俺の家
もちろん西畑も一緒






西畑
「あなた…ホンマにどうしたん?」

『あなた? ちょっとでええから話して?』
『何があったんか』


あなた
「誠也が…亜希子と一緒で…
私が拾って…今 誠也いーひん…」

『どーゆーこと…?
誠也って元カレじゃないん?』

あなた
「嘘ついた…正門…ごめ…」

「誠也…可愛くて…犬みたいで…」

「大好き…」



『その誠也って言う人となんかあったんやな?』

「昨日…買い物行って…〜」


ことの状況を全部話してくれた
途切れ途切れだったけど
けど、俺にはさっぱり 誠也って人のどこが良いのかわからなかった
あなたが誠也にこだわる理由も
聞く限りでは全く



西畑
「そっか〜 辛かったんやね」

あなた
「うん…辛いよ…辛い… よく分かんないし…」

西畑
「あなたは何がしたい?」

「1番したいこと言ってみ?」



あなた
「誠也に…会いたい…」



西畑
「あなた ちょっと待っててな?」

「正門…」












「あなた…ホンマに好きなんやろな」
「誠也って人の事」

『今聞いてるだけやったら 凄い嫌な人やけど』

『あなた…』

「誠也って人 探さへん?」

『えっ?』

「聞いた感じやとそこまで遠くには行ってへんやろ」

「この辺どっか歩いてるんちゃう?」

『でも、情報がないやん
どんな人か知らんし』

「これ、あなたのスマホ」

『勝手に持ってきたん…?』

「今だけや すぐに返す」

「見て?最近撮った写真 全部この金髪の人」

「絶対この人やろ」

『…マジで探すん?』

「やなきゃずっとこのまんまやであなた…」

『でもあなた1人 置いていくん…?』

「一緒に車でぐるぐる回ればええやん」

『あっそうか…』

「見つけよ で、あなた復活させよ」

『そうやな』







誠也探し始まります














作者side
お久しぶりでぇぇぇす!
金髪っていつのこと言うてんねん
って感じっすけど許してください

正門と西畑のコンビ絶対最強ですよね?
その2人に囲まれるって…

エグいて

あと普通はあれっすよね
人を探すなんて発想にならないっすよね
いや、探します
探しますよね? 探すんです

さぁここからどうなるのでしょうか!
(書くのはてめぇだよ)

何日か空いてしまうことも
あると思いますが
待ってていただけると嬉しいです

では、読んでいただき
本当にありがとうございます!

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