第9話

8 朝
948
2021/03/04 14:36
(ピピピ ピピピ ピピピ)

目覚ましを止めた私は起き上がろうとするけど、横には私に抱きついている誠也くん
こういうところが可愛いんだよ…

「朝…?」

『おはよう(笑)』

「おはよう(笑)」

「もうちょっと寝たい…」

『ご自由にどうぞ(笑)』

『けど、私は会社行かなくちゃだから
行くよ?』

「うん…行ってらっしゃい…」










こりゃ本当に眠たいんだろうな(笑)
そっとしといてあげよ…


よし、準備できたんで行ってきまーす











〜会社〜




『おはようございます』

その他
「おはようございます」

亜希子
「おはよ〜! 今日も眠い…ふわぁ…」

『も〜ちゃんと寝てきてよ(笑)』

「仕方ないじゃん…今カレとテレビ通話してたんだから…」

『あれ?もう今カレいるの?』

「あっうん(笑)」

『亜希子さすが…』


編集長
「あなた〜 ちょっとこっち来い」


『また〜? 最悪…』

「頑張れ〜(笑)」





編集長
「この資料なんだけど
もっとスポーティーに!」
「ここの資料は…」


スポーティーってなんなんですか…?
って聞きたくなるところだけど、
我慢…

『はい、分かりました…』



編集長
「今日中にね!」









『亜希子〜まただよ〜』

「また凄い量…(笑)」

「終わる…?」

『いや、終わらせる!家に帰りたいもん!!』

「頑張れ〜(笑)」
















終わんない!!!
えっ待って これほんとにやばい…

もう6時でしょ?

まだあと3分の1あるんだけど…





??
「大丈夫?(笑)」

『あっ正門…』

『これが大丈夫に見えますか??』

「大丈夫じゃなさそうやな(笑)」

『そりゃそうじゃん!
もう〜今日は帰れないかな…
いや、帰りたい!!』

「あなたがそんなに帰りたいって言うん珍しいな(笑)」

『そもそもこれ今日中って言われたし』
『まぁそれは多少遅れても問題ないとは思うけど』

「ほな、手伝ってあげよっか?」

『えっマジですか?』

「あって手伝いいらん?」

『お願いします 正門様』

「よし、コーヒー奢りな♪」

『はい…』















『おわったぁぁぁぁ!!!』

「よかったやん(笑)」

『今は…11時半!!』

『帰るぞぉぉぉぉ!!!』

「おい、俺になんか言うことは?」

『ありがと(笑) 正門のおかげで帰れる!』

「どういたしまして(笑)」

『じゃあ、私、急いでるから!!』

「あっそう? ほな、また明日(笑)」

『明日〜!』













〜家〜





『ただいまぁ』

「あなた? 帰ってきた!!」

『遅くなってごめん!!』

「ホンマに… 心配した…」

『ごめんって(笑)』

「お仕事大変なん…?」

『仕事は楽しいんだけど…
上司がちょっとね…(笑)』

「大変なんやな…」

『でも、誠也くん見てたら
ちょっと元気出たかも(笑)』

「ホンマに?!」

『うん、ありがと(笑)』

『今日はごめんだけど
コンビニ弁当で我慢して…?』

「別になんでもええよ(笑)」

『ありがと(笑)』












〜お風呂とか諸々終わって〜











『私、寝るよ?』

「俺も寝るっ」

『おやすみ』

「あっ待って!」






「(チュッ)」

『/////』

「おやすみ😊」
















急にキスされて
動揺する私をよそに
誠也くんはニコニコしていた

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